嗚呼!花の応援団 映画版(4) | 甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

甲南大学応援団再建物語
~黄霧四塞すと雖も、上に蒼天なきに非ず~

いよいよ映画「嗚呼!花の応援団」シリーズ最終作のご紹介でございます。前3作が昭和51-52年に上映されてより19年の歳月が経過した平成8年に上映されました。

我が應援團で言えば42代目にあたります。前3作が上映された時代と比較しますと應援團文化そのものが衰退していた時代でありますが、現在と比較するとまだ應援團に元気があった様に思います。

 

昭和シリーズでは統制部長の小川と三代目青田赤道を演じ、芸能界引退後、千葉県議会議員にもなった本間進さんがエグゼクティブプロデューサーを務め制作されました。
監督は昭和シリーズで一回生の村上を演じ、今では殺陣師・アクション監督として活躍している高瀬将嗣さん。青田赤道役は一般公募で選ばれた金井茂さんでありますが、より硬派なイメージを持った青田赤道でございます。映画の雰囲気も昭和版とは違いアクション重視の傾向が見受けられます。
 
富山、北口を始めとする下級生団員が一見して草食系でありますが、ストーリーが進むに伴い男としての何たるかに目覚めていくという設定は良いと思います。何故この時代に「嗚呼!花の応援団」なのかという創り手のメッセージは十分に感じる事ができます。
 
また昭和シリーズとはパラレル的な設定で繋がっている様でありまして、初代青田赤道の今井均さん、同二代目の井上浩之さん、同三代目の本間進さんという歴代の青田赤道役者と薬痴寺役のなぎら健壱さん、初代富山役の香田修さん、初代北口役の深見亮介さんがOB役として登場致します。
更には南河大のライバル浪華大応援団の初代角木役の神戸誠さん、富山の母親役で同名の新子として宮下順子さんも登場致します。
 
映画として成立させる為にちょっとしたラブストーリーが盛り込まれたりしておりますが、時代背景を考えますと
「吼えろ!男達よ!」
というメッセージを感じる事ができ、よくぞ制作し公開できたものだと制作者のご努力に敬服いたします。

甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」

八代目甲南大學應援團OB会

広報委員会