「今年は25日までに年賀状を出しましょう」
と郵便局から様々な媒体を通じてアナウンスが出されております。元旦に確実に配達して頂ける期限という訳でありますが、皆様はもう投函されましたでしょうか?
應援團も勿論、年賀状を出す習慣がございます。私共の様な中堅どころの規模で且つ余り他校との付き合いが乏しい團でも、他校應援團、大学関係者、広告主やイベントでお世話になっている関係各位、OBと宛先を数えますと大凡500にはなります。
裏面は業者にお願いするとしても宛名書きという大仕事が残る訳でございます。今ならパソコン、一昔前ならワープロで住所録を作成し、宛名書きはそれらを活用して行うというのが一般的ですが、我が團は現役がいた時分は古式燦然たる手書きでありました。
現在、手書きの年賀状を頂くと逆に新鮮で、有難ささえ感じる様になっておりますが、我が團の場合は事情が異なっておりまして、当時まだまだ高価だったパソコンを購入する予算を捻出出来なかったという財政的事情と、パソコンを使えそうな團員がいないという人的事情によるものでありました。故に1回生は幹部交代が終わりますと宛名書きに追われる日々が続きます。
とは言え、1回生全員が達筆という訳ではありませんので、自然、宛名書きを任せられる顔ぶれは決まっております。何といっても應援團名で出す郵便物でありますので、その表面に蚯蚓が張っていたのでは團の面目丸つぶれという事態に陥る為であります。極端な話、1回生全員が悪筆であれば、2回生が代行せねばなりません。
12月は幹部交代状、年明けの奉納乱舞の案内状など、郵便物が集中する時期であります。宛名書き担当の團員は多忙を極めます。行事、練習以外の役務はほぼ免除され、担当外の同期生が代行し、公平性を保つ訳であります。
宛名書き担当の負担は相当なものでありまして、毎日、遅くまで残って業務を行っておりました。しかしこの担当團員は意外なところで知識が蓄積され、OB総会等では活躍するのであります。何故なら名簿を見ながら書くうちに、名前を見れば何代目のOBの方か、たちどころに分かるからであります。パソコンではこうは参りません。現役が再建した暁にはどうすべきか今から悩んだりする今日この頃であります。
八代目甲南大學應援團OB会
広報委員会