浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
夫と女は別れていない。
ろうそくの小さい火が消えそうで消えないまま燃え続けているかのように。
二人の関係は長い。
今はときめきや高揚感もない腐れ縁なだけ。
惰性でここまで来たとも言える。
しかしこんな消えそうで消えない火は、二人の利害が一致している限り、小さな炎がくすぶり続けるもの。
恋愛は初期の頃が燃えます。高揚感と刺激で満たされます。それは不倫という恋愛も同じ。
しかしこんな不倫と純粋な恋愛を一緒にして欲しくない。
いくら美しいことを言っても不倫は体の関係ありきだし、それだけの関係の二人もいる。
となると(例外な二人はいるけど)行為そのものに段々と飽きてくる。
だから初期の頃のように頻繁に会わなくなるのも体の関係が減るのも当然です。
となると、いったい何が残るのか。
続ける理由って何?っていう話になる。
先ほど二人の利害が一致している限りと言いました。
いくつかあげましょう。
それは女にとって夫が心の支え(よりどころ)になっているのかもしれない。だから夫は切ることなんてできない。裏切れない。不倫女の精神状態がやばい事例なんてざらです。
経済的支えになっている夫も少なくない。
そうなるとまた違う意味で女は夫から離れられなくなる。
夫は夫で妻では満たされない部分を満たすため、そのとき会えればいいだけだったりする。そんなんで長く続くもの。
女も以前のようにうるさいことを言わず、彼のことを理解して自分の立場も受け止めている。
夫はどこまで意識しているかはそれぞれだけど、妻と何かあったとき逃げる場所を残しておきたい。
だって自分は嘘をついてずるずる不倫を続けている人間だから。
その罪悪感から妻はこんな俺といずれ離婚したいのかと不安を抱く。ひとりぼっちになりたくない夫。
夫が以前に比べ、言動態度がやんわりしてきて、不倫がわかりにくい状態はよくあることです。
妻も錯覚することはあるでしょう。
不倫を終わらせて欲しい期待はあるから。
でも、腐れ縁の二人が惰性で続くことは往々にしてある。
というか、続いています!しっかししてください!と注意喚起することもあります。
いろいろなケースがありますが、消えかかっている炎は二人では消せません。いつまでもついたまま。
しかし、ろうそくの火はいずれ消えます。
消えるまで待ちますか?
まだ半分かもしれない。まだ三分の1も残っているかもしれません。
今消すなら、妻の力が必要です。でないと腐れ縁は続きます。