浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
家に帰りたくない。
居心地が悪い。
俺の居場所がない。
帰宅恐怖症みたいな言動や家庭での居場所がないなどと口走る夫は少なくありません。
妻からすれば、まじでそう感じていたのか?と思う方もいる。
夫が言っている意味が理解できない方もいるでしょう。
過去のブログでも「居場所がない」と言う(感じている)夫は、そもそも幼少期から居場所がなかった。
自分にとって両親のいる家庭が心のよりどころ、心の支えとして十分ではなかった人が多いことを指摘しました。
ここに触れると深い話になるので本日は端折ります。
さて、家に帰りたくなかった。居心地が悪いという言葉。
女と出会い、女と親密になり、外に心と体のよりどころを見つけたから、そりゃそうでしょうなのか。
夫の帰りたくない気持ちは不倫前からあり、すべてが戯言とも言えない。妻もいったんそこを受け入れる必要があるのか。
様々な事例を見てくると、どちらもあるというのが私の見解です。(もちろん浮気不倫を肯定することに繋げません)
しかし、問題は後者のケースですよね。
じゃあ、家に帰りたくなかったとか居心地が悪いとはどういうことだったのか。
その主な原因は、子供中心で家庭が回っている状態。
でも、よくよく検証すると、あまり家に居ない夫だった。
仕事で仕方がない場合も多いけど、平日も仕事とか外の付き合いなどで遅くなれば、妻にも子供にも関わる時間が減ります。ほぼない夫も多い。
だからたまに居ると、どうしても家族みんなでの行動になるし、妻、子供もわがまま(自分たちの希望)を言いたくもなる。
普段いないから、輪の中に溶け込めにくくなる。
妻は家事育児(仕事)でいっぱいいっぱいで大変です。たまに居る夫の機嫌をとる余裕なんてありません。
早く寝てしまうことや、夫に気づかいできないこともあるでしょう。完璧になれません。
で、俺は歓迎されていないのかな。どうでもいいのかな。なんて思う。
そこから段々と家に帰っても楽しくないとなる。
自分が大切に扱われるか、癒されるかが夫にとって重要だから、居心地はよくないし、帰ってもおもしろくないでしょう。
でも、帰りたくないだけで、離婚したわけではありません。
そんな状態できた夫婦は存在します。
その状態で外の女とたまたま意気投合して仲良くなったということです。
しかし不倫恋愛に浸りだしても、離婚したいのではありません。
それは今もです。信じられませんか?
あのような状態のままで浮気に走り、外に居場所(逃避先)を見つけてしまった。
それでも夫婦はそのままです。
しかしいずれ浮気、不倫はばれる。
私が警鐘を鳴らすのは妻にばれた後なのです。
さらに夫婦関係が悪化するのはそこからだから。
夫はさらに居心地が悪くなるし、帰りたくなくなる。
そしてついに離婚を言ってくる夫もいる。別居の夫もいます。
けど、私は感じますが、それでも本気に離婚をしたいわけじゃない。それが夫の深層心理。
それも信じられない妻たちはいます。
だからネガティブな感情に振り回され、ネガティブな推測ばかりする。
妻としては、夫が不倫をやめて戻って来て、心からやり直したいのなら、私もそうしたいとか、考え直すとか様々。
しかし夫は違う。
居心地がよく、帰ってきたくなるような夫婦(家庭)ならやり直したい気持ちは残っている。
第三者の私から見れば、なんかお互いが自分のことをわかって欲しい、理解して欲しいに必死で、根本的な問題に触れようとしていない。
夫は逃げるばかりで、妻は夫が変わって欲しいと必死。(本気で離婚したい気持ちになるのはその中のごく一部です。)
不倫が先か。理解に苦しむと思う方もいるけど、居心地と帰ってきたくなるような環境を意識した向き合い方が先か。
解決策はどちらかの方向にはなりますが、個々を検証したうえでの話であり、後者の方も一定数います。