最後の恋愛をしていたい|夫の不倫 | 夫、妻の不倫、浮気、夫婦問題カウンセリング|河野匡利

夫、妻の不倫、浮気、夫婦問題カウンセリング|河野匡利

夫、妻の浮気、不倫を解決するカウンセラー。
離婚を回避し夫婦関係を再構築したいあなたへ。

浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。

 

 

こんなはずではなかった。

すでにお子さんは巣立っており、夫婦二人での生活。

(家には居るが成人して自立しているお子さんもいるでしょう)

 

夫婦2人で穏やかに60代~70代を過ごしていくものだと考えていた。この夫婦の絆は永遠だと思っていた。

 

なのに夫は不倫した。

これまで真面目にやってきて、浮いた話や疑惑は長い結婚生活の中で、なかった夫もけっこういます。

 

長年夫婦を積み重ねてきた二人です。

妻は夫の異変に気がつかないはずがない。

 

以前より家に居る時間が長いからあやしい行動は目立つものです。

 

ですから結局、不倫はばれるもの。

つかなくてもいい嘘を相当ついてきたことにも

妻は大きなダメージを受けるわけですが、たとえ60代であっても、不倫は不倫です。

浮気に走る夫、不倫をやめられない夫の頭は、20~50代と変わらない。

また妻の捉え方、気持ちも20~50代の方たちと変わらない。

 

その年代になってもするのか、できるものなのか。

その年代になったら、妻はどう感じるのか。

騒がなくなるのだろうか。

 

歳をとっても、恋愛したい気持ち。男でいたい欲求はあるものです。

幾つになっても夫の不倫に対して妻が受けるダメージは一緒です。

 

 

 

 

しかし、下の世代の方々と大きく違うところはあります。

 

自分の残りの人生をひしひしと考えているということです。

もちろん妻だってです。

 

よく30~50代の不倫夫が、

人生は一度きり。僕の人生、自由に好き勝手に生きたいと言う夫(そういう不倫妻)がいますが、そのレベルではない場合もあります。

 

リアルにあとどのくらい健康な状態で人生を楽しめるのかをひしひしと感じ始めるわけです。

 

もちろん50代でも、そう感じている人たちもいますが、さらに一回りも上ですから、その思いは尋常ではありません。

 

何度ばれても別れられない。

妻に終了させられても、またしばらくすると会っている。

 

もちろん別れたテイになっているが、夫の様子からそんなはずがないことを妻は見抜いている。

 

酒が好きでたまに外に飲みに行く夫たち。

趣味やスポーツや、何かのサークルに参加している夫たち。

 

そんなところから出会いが訪れるケースが多いものです。

相手女がどういうつもりかは色々ですが、夫自身が入れ込んでいくケースは多いものです。

 

妻にばれ、終わらせられ、もう別れると一旦は落ち着くのですが、夫自身、僕の人生はこれでいいのだろうかと、妻とは反対の道に進みだす。

 

考えれば考えるほど、思えば思うほど、しんどくなっている。

 

辛くてしんどいのは長年連れ添った夫にこの歳で不倫された妻であるのに、、、。

 

もちろん妻はそれ以上に考えているから辛い。

 

でも妻は夫婦が同じ方向を向いて、平穏に暮らしていきたいだけ。

 

でも夫は違う。

 

あと人生はどのくらいか、、、カウントダウンが聞こえてくる。

 

だから病んでいるかのような夫もいる。

 

このままだったら、僕は生きるしかばねだとか、抜け殻状態だと。

 

妻のことが嫌いではない夫もけっこういます。

ただ、こんな夫たちは何を考えているか、、、

 

妻と一緒に居るのがつらい、しんどい。

 

ということです。

(ご容赦ください、彼らの頭の中を通訳しているだけですので)

 

女のことを思ってるからだよね、女がいるからなんだよね。

だからそうとち狂ったんだよね。

 

それだけでは説明できないのが複雑なところです。

 

夫の言う、

行っていいか?

〇〇くらいなら、参加していいか?

〇〇をしたい。

 

妻には抵抗があるわけです。

だって不倫した夫なんだし。

またそこに行ったらよりを戻す。危ない。

 

妻の思いは、しばらく反省して動かないで!でしょう。

 

そんな状態はいつまでも続かないものです。

 

夫自身、いけないことだったと深く反省し、妻との人生、また他の健全なことに目を向け打ち込んでいければうまくいく。

しかし、夫は女との時間が忘れられない。

不貞とか刺激とか、そういうことばかりではなく、

最後の恋をしていたい、

最後の恋愛相手を失いたくはない。

 

それを邪魔する妻。

監視されて、自由にできない状態が苦しい、、、。

 

もちろん妻もそんな夫を見て、

夫は別の人を愛していることをひしひしと感じている。

 

離婚したほうがいいのか、

このまま夫婦を続けるべきなのか。

 

どちらも選択される方はいるのですが、離婚はしない、したくない方のほうが多いものです。

 

もちろん夫も離婚までは言わない方は多い。

都合がいいって言えば、そうなのですが、夫婦距離を置くこと。

しばらく離れることを考えている(言ってくる)夫もいます。

 

女と一緒になることなんて考えていない。

そこまで望んでいないもあるし、

それは現実的に無理だということを自覚しているもある。

 

でも最後の恋愛をしていたい。

 

心まで奪われているかのような夫。

 

恋物語の主人公に浸っているかのようなのです。

 

以前、「じじい(旦那さんのこと)も最後だから、目をつむるか、、、」

って言われていた妻もいましたが、

なかなかできることではありませんよね。

 

しかし叩いて終わらせた。

でもその夫は、ただ不貞行為をしたかった。

若い体を弄んでいた不貞夫だった。

心までは奪われていなかったからです。

 

 

妻としては別居するとか、距離を置くのはよくても、

それが女と好き勝手している中であれば到底受け入れられない。

そんな思いはきっとある。

 

でも、夫は私ではない。

このまま私が縛りつけていたら、どうなってしまうのだろうか。

 

生気を失いながら生きていくだけなのか。

 

なぜ、妻ではダメなのか。

ほんと心苦しいことです。

 

人生のなか、男でいられる最終ステージに入り、夫の思い、妻の思いに温度差の大きさを感じてなりません。

 

でも不倫はダメだから。

酷い、裏切り行為だ!

だけでは片付けられないこの年代によくある事例だと感じてなりません。

 

でも、多くのこんな方々の事例に向き合ってきて、率直な意見を言って欲しいと言われたならば、賛否両論があることは重々承知しますが、

 

この年代のこの手の夫が、妻の期待に応える生き方をするか。

夫は変わるのか。

疑問です。

 

70歳を目前としたなか、夫にこだわらない生き方の模索。

夫との距離を置くことも必要なのかなと思えてなりません。

 

経済的な安定があったうえでですが、そのほうが結果平穏な生活ができるのではないでしょうか。

実際、そういう声も多い。

 

それと、その俺(夫)の人生ですが、自由はいつまでも続かないものです。

 

その自由を謳歌した後、そのとき妻が夫のことを、どうするのか。

 

僕の最後の恋愛に終わりをつげたとき、夫面してくる夫に、妻は夫の期待に応じる妻ではないかもしれないのに。