浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。
離婚にもならないし、不倫夫自身も相当に懲りた様子で、
妻に離婚されないかと心配で、ちっちゃくなっている。
そして不倫の慰謝料を支払うことに承諾し（払ってきたし）、
誓約書にも応じた不倫相手。
さらに水面下にも入らず、一回で終わらせた。
夫の不倫問題に巻き込まれている方々にとっては、
不倫相手に慰謝料を支払わせ、誓約書も書かせて終わらせること。
多くの相談者様が考える方法であり、
それで一回で終わってくれれば何よりです。
しかし、そんなうまくいくものだろうか。
その先の夫婦関係に亀裂を生じさせることにならないのか。
いえいえ、そんなことはありませんよ。
女に会っても別れないよ。
女に慰謝料を支払わせても水面下に入りますよ。
ばかりではないわけです。
誰しもそれが無駄ですとは言えません。
それはこの正攻法で終わらせた方々が
私のところでもけっこういるからです。
でも、やればいいのにって感じてならない相談者様が
動けないという場合はよくある。
逆にそれをするべきケースではないと感じてならない方が
してしまうこともよくあります。
要は、その相談者様のケースで、それをやってよいのか？
有効な方法なのか？ということです。
不倫問題は一緒くたではありません。
叩いてけっこう、やるべきだ！という方もいるし、
そんな場合だと思えれば、もちろんお伝えしております。
じゃあ、どんなケースがあったのか ということですが、
いくつか連載で紹介します。
女に慰謝料を払わせた！（弁護士に依頼もあります）
女と誓約書を交わした。
それで水面下にも入らず、離婚もせず、終了させたという方々です。
とくに出産前後の夫の不倫にはわりとよくあります。
３０代の妻は出産間近でしたが、
夫が浮気しているのではとあやしんでいた。
会社の女と親密なやりとりをしているラインを見てしまったのです。
というのは、やけに携帯をこそこそ見ては打ち込んでいるし、
携帯を見てはにやけている姿にあやしい兆候を感じたから。
ロックはしていましたが、
夫が設定しそうな数字は、
あれかこれかでしょう って妻は読んでいたので
あっさりロック解除してしまったのです。
しかし妻は夫には何も言わずに黙ってはいたのですが、
我慢できなくなり、
まさか誰か女の人なんていないよね？
なんか楽しそうだけど、女の人とラインやっているんじゃないの？
その程度のことは言っていたが、
夫は「てなわけがない」「友達がおかしてくて、、、」
などと、とぼけていたわけです。
妻はこんな大変なときに、それも子を授かるというのに、
この男はいったい何をやっているのか！？
心底、腹が立って仕方がありませんでしたが、ぐっと堪えました。
妻は夫のことは好きです。
離婚なんてしたくありません。
また夫にも妻を好きである言動、態度はうかがえ、
妊娠中の妻に対して、気遣いはしてくれるし、優しい夫だったそう。
でも、残業だと言って、たまに女のマンションに寄ってくる。
女も女で、「今日来れるの？」だとか、
「ぎゅってして」とかほざいているし、
夫も夫で、「今から行くから」だとか、
「〇〇に癒されたいな」と気持ちが悪いことを言っている。
そんなやりとりを見て、何度吐きそうになったことか。
つわりの吐き気、不倫のやりとりの吐き気と、
身も心も消耗していた妻でした。
出産を控えている妻でしたが、
夫のこんな状態を見過ごすわけにはいかない。
出産前に決着をつけたい！
妻のお気持ちは重々察しますが、
自分で行動を起こすことはやめたほうがいい。
ただ、この不倫は叩けば終わる！
女を叩いたらどうかとお伝えしたのです。
この夫の不倫のおおまかな内容をあげます。
夫が不倫しているのは同じ会社の独身女性です。
夫は女のマンションに週１～２、立ち寄って過ごす不倫密会。
泊りはあやしまれるので、深夜までには帰宅。
ただ、探偵をつけたときには、妻は実家に行ってもらったので、
「今日は泊まれるよん」と女に送っていた夫。で、外泊。
夫の浮気、不倫は初めて。
この夫とこの奥様なら、過去に浮気があれば、
ばれているはずだと感じたのでそうでしょう。
夫は離婚も言わないし、妻に普通にしている。
もちろんあやしまれても必死に隠し通している。
女とのラインで、妻はわかったのですが、
女には彼氏がいると。とくに別れ話が出てるとか、
上手くいっていないという感じではない。
そして妻が体調を崩し、
出産前ということもあり大事をとって入院していたとき、
夫は妻に寄り添ってくれていたが、一歩出れば自由の身。
そのとき女に「泊まれるよん」と送ったらしい。
また不倫前、夫婦関係がよくなかったとか、
そういう心当たりはまったくない。
仲がいい夫婦だったし、妻は夫に関心があったし、
居心地を悪くしていたという事実はないはずだと。
まして女との関係は、妻が妊娠してから始まったこと。
ここまでの状況であれば、妻が行動をおこしても大丈夫という
シグナルは点滅していると私は考えていたのですが、
さらにその行動でいいだろうを確信させることがありました。
まさか不倫なんてする夫とは思っていなかった妻。
それに対しては辛く、痛い事実です。
私はこの夫とやっていけるのだろうか。
こんな不倫する夫と夫婦でいてよいのだろうか。
でもやっぱり無理かもしれない。
私はもし夫がこんな夫のままなら、
私が納得できない態度であれば、
離婚でもいい。
私が言っていることが理解できない。
探偵つけてまで証拠をつかんだ私が怖い、もう嫌だ。
俺はやることはやっている、責任は果たしている。
だから少しは自由にやっていきたい。
それを邪魔する妻は気に入らない。
そう思うのであれば、離婚でいい。
そういう思いになっていたのです。
言い切る、やり切ると。
で、ダメなら、もういらないと。
ただ、体が体なので、自分ではやらないほうがいい。
弁護士です！
弁護士を入れて真正面からやっちゃいましょうと。
それと、、、
ダンナは飛ばしましょう。（稀のケースです）
夫とそんな話をして、またああだこうだと言ってきて、
お子さんに影響したら大変ですよね。
どうしても、出産後の対処は嫌や、今すぐ！という妻だったし。
いきなりの弁護士事務所から不倫女への通達。
結果、それはそれでサプライズだったのです、
夫と不倫女の二人には。
不倫夫も驚いて、すぐに妻の実家に飛んできた。
土下座して、まさか俺と離婚なんて考えていないよね？
母子家庭になんてしたくないとほざいたという。
さらに女からなんで妻に送信できるのか！？って話なのですが、（今日はそこは突っつきませんが）、妻に謝罪のメールがきたのです。
この度は本当に申し訳ございません。
私がしたことを深く反省しております。
慰謝料はきちんと支払います。
合意書の件も承諾しました。
もう二度とご主人と連絡することも会うこともしませんし、
会社を退職する所存です。
私は付き合っている彼がおりますが、
こんな私は彼とお付き合いする資格なんてありません。
彼とも別れます、、、
と綴ってきたという。
これを、わからんよ、水面下に入るかもしれないから油断するなと
さすがに私の中にもそういう声は聞こえてこなかったことは確かです。
（２年後に、その後のメールが来たので、大丈夫でした（汗））
弁護士に任せてあるので女とはかかわりたくなかったのですが、
これだけ返信して速攻受信拒否設定した妻。
会社なんてやめんでいい。
彼氏とも別れるな！
そう返してやった妻はあっぱれです。