浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
あの頃の俺はどうかしていた。
彼女(不倫相手)とはいつまでも繋がっていたい。失うことを恐れていた。
妻(子供)を失う不安よりも、彼女がいなくなる不安のほうが大きくなっていた。
不倫を終わらせて(終わらせられて)から一定の期間(年月)を経て、身に染みてそう感じる夫は多い。
「彼女との思い出にいつまでもふけっているのでしょうか。」
「夫は彼女のことを今でも好きなんだと思います。」
そう感じている妻もいます。
彼女は最愛の人だった。
もう一度やり直すことができるなら願っている自分もいる。
そんな夫もいるでしょうけど、
不倫者たちがやってきた恋愛は,そうではない場合が断然多いと感じます。
いまだに女の影を追っているとか、後悔している夫が多いなどは真っ向から否定します。
連絡したい、会いたいとも思っていない。
もう二度とかかわりたくないと思っている夫も多いのです。
そんな夫たちの声をけっこう聞いてきましたし、妻にそう言っていた夫もいます。熱が冷めた今となってはそれも本音です。
二人の関係が終わってからどの程度経過しているかで、感情の違いはあります。
しばらくは終わった現実を呑み込めない(消化できない)人もいるでしょう。
ただこの疑似恋愛の結末は、悲嘆、怒り、そして執着が渦巻いた恨みつらみのぶつかり合いだった。
どちらかが納得しないケースが多いから、修羅場にもなる。
さらに心情として相手には守るべき人(守ってくれる人)がいるとわかっていた前提だった。
でもそれ以上に自分たちは理解し合えて、信じ合えて、寄り添ってきたつもり。錯覚ですが。
不倫ということは百も承知で、よくないことはわかってはいた。
でも、お互いそれを乗り越えていこうと、同じ思いで続けてきた関係。
ばれなければ、いいことだ。
自分たちが信じ合っていれば、なんとかなる。
二人の世界で、二人だけの法があるかのような、身勝手な解釈のなかで。
しかしこの疑似恋愛の危機は早かれ遅かれ訪れる。
私はよく言いますが、不倫関係は真実をはっきりさせることによって、矛盾が露呈することが多いと。
真実は探偵の証拠だけではありません。
妻に対する夫の日々の態度、言動。
妻が知っている女の素性。
妻が知っている夫と女とのやりとりの様子(事実)。
いろいろ掴んでいる、知っている方もいます。
妻に不倫がバレている、状況を把握されていることは、不倫者たちには想定外です。
やはり不倫問題の解決は、妻にばれる必要がある。
そして早かれ遅かれ、妻に騒がれ、夫婦において大問題にされる必要があるのです。
妻が適切な対処をしていけば、不倫の二人の関係もぼろぼろ崩れていくものです。
今までみたいに邪魔をされずに二人の世界に浸ることもできない、二人の法律などとバカなことが通用しなくなるのだから。
お互い(とくに不倫夫)が、守るべきものを守って(妻、家庭など)不倫をしているような場合は焦らず、落ち着いて向き合っていって欲しいと。
責め過ぎず、攻撃し過ぎない忍耐も必要だと言ってきました。
不倫しているんだったら、出ていけ!
終わらせるまで帰ってくるな。
離婚するなら〇千万払え!
いきなり女に慰謝料請求!
これは不倫を終わらせるための行動ではありません。
夫と女との関係をさらに強めるリスクがあると心してください。(追い出して!など、やってください!というケースもあります)
本日は、この話ではないので本題に戻しますが、
自分の守るところは守りながらも、相手のことなど言うほど考えてない。
つまり相手のことより、自分がどうなるか、なれるかという、自分本位なのが不倫関係の常です。
となると相手を失いかけたとき、
危機が訪れた時、
納得がいかないほうの抵抗は凄いもので、綺麗に別れる(関係を清算する)ことはなかなかできません。
終わらせようとしている夫に、別れようとしない女。
関係を終わらせたい女に、女を追い続ける夫。
もう終わったか!って思いきや、なかなかしぶといものですが、結末までの間に泥試合。悲嘆、怒り、恨み、そして命乞い?
上手くいっているときは至福の喜び、至福の高揚感に浸れ、楽しかった関係だったが、結局、最後はこうなるものです。
だから、もうけっこうだ。
もうこりごりだ。
たいした女ではないことがよくわかった。
とんでもない男に引っかかった思いにもなる。
もう一度言いますが、
相手のことなど思っているようで、言うほど思っていない。
思っていることは、自分がいかに幸せでい続けられるか。
それを人の家庭をぐちゃぐちゃに引っ掻き回す不倫で得ようとする。
関係の危機が訪れても執着して手放さない。
奥さんとではあなたは幸せになれないとうまいことを言う。
自分の守るところはしっかり守って、相手にばかり期待、欲求する始末が悪い不倫女は多いもの。
結局、不倫の楽しかったおままごとはネガテイブな展開、そして結末に帳消しにされ、いい思い出なんて残らない。
ただただ、ネガティブな感情。
それに虚しさと後悔だけなのです。