浮気、不倫問題専門カウンセラー河野匡利です。
自分の家庭は壊さない。
自分の生活の基盤を守っていく。
つまり自分は離婚するつもりもありません(不倫相手夫婦がどうなろうと。むしろ壊れちゃえばいいのにと思っている人もいる)
そもそもばれるわけがないと思っている。
この恋愛ごっこの結末がどうなるか想像もできない。
でも、w不倫を知り離婚でもいいと思い始めた妻(妻のw不倫なら夫)。
であれば、
叩いて終わらせるか、
それでも切れないなら離婚するか。
w不倫が終わっても離婚でいいかな。
選択肢も様々です。
過去事例です。
40代の夫からの妻の不倫についての相談です。
服装は若作り。全身が映る鏡の前でプロポーションを気にして、
「やせた?」なんて聞いてくる。
帰宅も遅くなる夜があり、残業、同僚と食事などと言っている。
あまりにも不審なので、妻が利用する駅で待ち伏せした夜、夫は見てしまった。見知らぬ男の車に送られて駅前で下車した妻を。
妻が男の車から降りて満面の笑みで手を振る姿。
男の車が見えなくなるまで見送っていた。
妻は恋をしているかのような顔だったと。
夫は確信した。
「妻は不倫している!」と。
夫は妻を問い詰めず、最近、遅いけどおかしなことをしていないよね?たとえば浮気とか。
もちろん妻は全否定し、こんなことを言い出してきたのです。
私にも自由が欲しい。
あなたはこれまで自由にしてきたし、外で飲んできても私は家事、子育て、そして仕事とやってきた。
私も友達や会社の人とカラオケに行ったり、ご飯したりするよ。
だから少しは遊ぶからね。
妻の自由にするよ宣言に、夫は何も言えなかったという。
で、その結果が男か!って思ったから。
確かに夫は仕事で忙しかった。しかし浮気なんてしないし、家族のために頑張ってきた自負はある。
それより夫曰く、この問題以外にも夫婦に問題はあったという。
夫婦喧嘩はよくあった。
その度に、妻は「離婚なんてしないからね。離婚して逃げようなんて思っても無駄だよ。離婚するなら〇〇払って!」
穏やかなときもあるが、衝突すると妻の暴言は酷く、最後は夫が引いていたそう。
だからスキンシップを求める気持ちも失せて、レス状態という。
見てしまった妻の不倫現場。
でも、自分の考え過ぎかもしれないし、どこまでの関係かわからない。
でも夫としては、不貞関係であったとして、妻がやめないなら離婚でいい。
心中、これで離婚ができるとも思ったという。
もちろん妻に情もあるし、子供たちのこともある。
ずっと離婚だと考えていたわけではないし、離婚は回避したほうがいいと思うときもあった。
だからまずは真実をはっきりさせ、それで妻に話を切り出すこと。離婚するかしないかは、それから決めてもいいのではないか。
カウンセリングではそう伝えました。
いったいどこまでの関係なのか。
私が注視したのは、不倫相手のことです。
男の素性がわかりたい。
夫は探偵をつけて調査を開始。
そしてわかった事実はこうでした。
男は妻と同年代の既婚。同じ職場の男でした。
男は妻の家に婿に入っており、義父母と同居の大家族。
また男夫婦には小中学生のお子さんが二人いた。
家庭内別居状態でも、夫婦破綻している様子はなく、
後日談ですが、旦那が不倫していたと思っていない妻だった。
さらに妻と不倫相手の愚行には呆れました。
探偵の報告書によると、一緒に勤務先を出た二人は男の車で、妻の自宅方向に送って行く。
そして自宅から数キロ圏内の住宅地の空き地に入り、車の中で始めたのです(不貞行為)。
深夜1~2時まで、そんな場所でやらかしていた。
「こんな時間まで、何していたのか」って、突っつかれるわけです。
かと思えば、
昼にショッピングセンターに車で買い物に向かった妻。
向かった駐車場には男もいた。
男は夜勤の出勤前だったのですが、妻に会いにやってきたのです。
一緒にスーパーに入って、妻の買い物に付き合っていた。
その後は車の中でやること(不貞行為)をやり始める。
白昼のショッピングセンターの駐車場です。
*珍しくありません。調査員時代、こんな輩たちはたくさん調査してきました。あの中の映像は撮れないかと、、、。
二人はこんなことばかりを繰り返していたのです。
夜は住宅地、昼はショッピングセンター。
場所を変えて、欲望のまま。
盛りのついたw不倫の二人の象徴です。
さて、すべての事実がわかった夫はどうするのか。
ここで夫が強気になるのか、妻の顔色をうかがっていくのかで変わってくるものです。
夫は、離婚でいい!という思いはありました。
この事実を知ってその思いはより強くなりました。
私は夫の不倫でも妻の不倫でもよく言うのですが、
やめて、別れて、夫婦をどう考えているのか!?
ではなく、
それでもあなたは自分の自由を謳歌したいのか。
あなたの(不倫)恋愛を邪魔をする私が気に入らない、理解できない。
探偵つけるような私はまじ怖い、もう嫌だ。
そんな人と一緒にいたくないなら、どうぞ彼と好きにやってくれ。
私は離婚でもいい。
と、ざっくり言うと、言い切れるかです。
ただし、この言葉がけは適切ではない方もいますから、
「じゃあ、私も(俺も)」と、簡単に捉えないでくださいね。
以前から言っていますが、行動(何か言う)前にご相談を。
でもこのw不倫妻と男は叩いてもいいと思っていた。
それは立場変わって、不倫相手の妻が相談者でも、きっと
「夫を叩いてもいい、不貞相手にも制裁を加えてもいい」という判断です。
まあ両方の環境がよくわかったから言えることですが、実際問題、この手のw不倫がダントツ多いのです。
結局、夫は不貞妻との話し合いの結果、妻の態度に納得がいかなかった。不倫がばれても悪態をついていたと。
で、男に(私は勧めましたが)慰謝料請求をすることにした。
妻とは離婚条件でもめそうなため、離婚には少し時間を要すると感じ取った夫は家を出ました。
別居の先は離婚という覚悟で、夫婦の冷却期間を設けたのではありません。
もう妻と同じ屋根の下で暮らすことは、身も心も破壊されると思ったからです。
そしてあちらの男のほうですが、男がきちんと請求通り、慰謝料を払ってきたら、彼の奥さんには伝えないほうがいいと言いました。
こちらが離婚になり、あっちは何事もなかったかのように暮らしていることに腹が立つ。
そう思う方も多いでしょうが、この相談者にはそんな思いはなかったようです。
もちろん男の態度によっては、その先の行動もスタンバイしていました。
男は予想通り、自分の夫婦、家庭は守りたかった。何もかもバレていて驚いたでしょう。
それと、不貞妻。
火遊びの代償は大きかったと後悔していたようですが、相談者様は妻とどうするか、これから考えるということでした。