浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。
奥様、「夫から連絡ありました。家に戻りたいと。」
私、「例の不倫相手女性とは?」
奥様、「もう関係ない。別れたと言ってます」
私、「で、どう返事したのですか?」
奥様、
「しばらく時間が欲しい。
子供たちの気持ちもありますから。
そう言って電話をきりました」
いったい何が起きたのでしょうか。
不倫がばれてから、夫婦でさんざんもめた挙句、
家を出て行った夫。
「絶対に離婚なんてしてあげるものですか!」
夫の行動にも腹が立っていたが、
その後、夫の居場所(アパート)がわかり、
女が通っていた状態だったのです。
女は夫のアパート近くに実家があったという。
夫の居場所はおさえた!
彼女の実家の住所もわかった!
証拠もとれた!
さて、どう退治するか考えた妻。
本音は夫のアパートに乗り込み、
女を叩いてやりたい気持ちだった。
そもそも武闘派の妻だったから、
私、「一千万で夫、売ってやるよ!って言ってやりたいですよね?」
妻、「いや~本当に払ってしまうかも(笑)。
普通の思考回路じゃないから。
あのクズ女だったらやりかねないかも」
そんな冗談も言ってたのでしたが、
妻の心はかなり回復していた感じでした。
乗り込んで叩くのは止めましたが、
不倫女に慰謝料請求は、
珍しく私はのみました。
「やったほうがいい、この女は(このケースは)」と。
結果、不倫相手に慰謝料請求をしたのでした。
弁護士をたてて、
女の実家に(女の住民票は実家なので)、
内容証明を送付した。
が、とち狂っている不倫相手は強気でした。
「不貞はない」、
「言いがかりだ」と。
「これ以上事実無根な言いがかりはいっさいお断り。」
強気な回答だった。
妻がどれだけの証拠をおさえているのか、
空気を読めていない。
だからそこまで強気になっていられたのだろう。
すべての証拠の手の内は見せない(言いませんから)。
その後、妻は訴訟にもっていき、結局、妻の勝訴。
不貞は認められた。
「あれだけ強気になっていた彼女も、
不倫の証拠の山にさぞかし驚いたでしょう。
裁判所でも何もないと強気だったのでしたが、
こちらが切り札の証拠を小出しに出し始めてから
形勢逆転し、一挙に押せ押せでしたから、
彼女は相当に恥をかいた感じです」
妻は夫とは離婚しないまま、
別居を続けていくと言っておりました。
そして裁判も終わって半年くらい経過した頃です。
この奥様から連絡があったのです。
奥様、「夫から連絡ありまして、家に戻りたいと。」
私、「例の女性とは?」
奥様、「もう関係ない。別れたと言ってます」
私、「で、どう返事したのですか?」
奥様、「しばらく時間が欲しい。
子供たちの気持ちもありますから。
そう言って電話をきりました」
言葉少なっ!
でもわかる。
そうなんだよ、夫。
妻には、とんでもない黒い女だ!
と愚痴っていたそうですが、
何を今さら!?って話です。
あんたが夢中になった女だろうが!って。
やっと目を覚ました夫。
あの頃時間がかかっても夫婦関係修復を望んでいた妻。
覆水盆に返らずか。