不倫して別居していた夫が戻りたいと言ってきた。さあ妻はどうするか。 | 浮気、不倫、夫婦問題専門カウンセラー|河野匡利のブログ

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夫の浮気、不倫を解決し、離婚を回避
 夫婦の絆を取り戻したいあなたへ

浮気、不倫問題専門カウンセラー河野です。

 

 

奥様、「夫から連絡ありました。家に戻りたいと。」
私、「例の不倫相手女性とは?」
奥様、「もう関係ない。別れたと言ってます」
私、「で、どう返事したのですか?」

奥様、

「しばらく時間が欲しい。

子供たちの気持ちもありますから。

そう言って電話をきりました」

 

いったい何が起きたのでしょうか。

 

 


不倫がばれてから、夫婦でさんざんもめた挙句、

家を出て行った夫。

もちろん妻に住所を言うわけがありません。

 

妻は不倫相手と暮らしていると踏んでいたので、
探偵社に依頼して証拠を掴んで、
不倫相手に行動を起こそうと決めたのです。


「絶対に離婚なんてしてあげるものですか!」

 

これが妻の不動の気持ちだった。

夫の行動にも腹が立っていたが、
不倫相手の女は絶対に許せない思いが強かったのです。
 
夫と女とのラインのなかで、
妻を誹謗中傷していた内容。
妻のことを執着女とか、
どうせお金なんだよとか。
ぼろくそに言っていたのです。
それに人の家庭をぶっ壊したい思いの内容。
妻の頭のなかに焼き付いて離れません。


その後、夫の居場所(アパート)がわかり、

女が通っていた状態だったのです。
女は夫のアパート近くに実家があったという。

夫の居場所はおさえた!
彼女の実家の住所もわかった!
証拠もとれた!

さて、どう退治するか考えた妻。
本音は夫のアパートに乗り込み、

女を叩いてやりたい気持ちだった。


そもそも武闘派の妻だったから、
私、「一千万で夫、売ってやるよ!って言ってやりたいですよね?」
妻、「いや~本当に払ってしまうかも(笑)。

普通の思考回路じゃないから。

あのクズ女だったらやりかねないかも」

そんな冗談も言ってたのでしたが、

妻の心はかなり回復していた感じでした。

 

乗り込んで叩くのは止めましたが、

不倫女に慰謝料請求は、

珍しく私はのみました。

「やったほうがいい、この女は(このケースは)」と。


結果、不倫相手に慰謝料請求をしたのでした。
弁護士をたてて、

女の実家に(女の住民票は実家なので)、

内容証明を送付した。

が、とち狂っている不倫相手は強気でした。

「不貞はない」、

「言いがかりだ」と。
「これ以上事実無根な言いがかりはいっさいお断り。」

強気な回答だった。


妻がどれだけの証拠をおさえているのか、

空気を読めていない。

だからそこまで強気になっていられたのだろう。

すべての証拠の手の内は見せない(言いませんから)。

その後、妻は訴訟にもっていき、結局、妻の勝訴。

不貞は認められた。


「あれだけ強気になっていた彼女も、

不倫の証拠の山にさぞかし驚いたでしょう。
裁判所でも何もないと強気だったのでしたが、

こちらが切り札の証拠を小出しに出し始めてから

形勢逆転し、一挙に押せ押せでしたから、
彼女は相当に恥をかいた感じです」

妻は夫とは離婚しないまま、

別居を続けていくと言っておりました。



そして裁判も終わって半年くらい経過した頃です。

この奥様から連絡があったのです。

奥様、「夫から連絡ありまして、家に戻りたいと。」
私、「例の女性とは?」
奥様、「もう関係ない。別れたと言ってます」
私、「で、どう返事したのですか?」

奥様、「しばらく時間が欲しい。

子供たちの気持ちもありますから。

そう言って電話をきりました」

 

言葉少なっ!

でもわかる。

そうなんだよ、夫。

 

 

妻には、とんでもない黒い女だ!

と愚痴っていたそうですが、

何を今さら!?って話です。

あんたが夢中になった女だろうが!って。

 

やっと目を覚ました夫。

あの頃時間がかかっても夫婦関係修復を望んでいた妻。

覆水盆に返らずか。

 

「しばらく夫を苦しませた方がいいですね。」
というのが私の見解でしたから、そう言いました。
 
妻はその言葉に抵抗がない心の状態になっていた。
 
いずれにせよ、
あんなに本気モードの不倫でもいずれ崩壊する。
それをまた裏付けた一つの事例でした。