おはようございます。きっと最近の大手企業の改竄事件も、現場で会社にとって都合の良い完璧社員を求められるが故に発生してるのかもなあと思いを馳せました。奥が深かったです。

 

学校のテストは100点という完璧を取る訓練の場で、正解や完璧の無い実社会とは構造が違いすぎますものねえ。養老孟司の「大学に行ったら…」も、長く学校教育の場で人生を経験する事に対しての弊害を明らかにする有難い言葉でしたね。もう凄い昔かな。

 

今はもう、完璧主義者に対してのアドバイス等の対策も講じられてきたから、テレビにまで其の一場面が出てきたのでしょうねえ。体重コントロールが出来ないとか片付けが出来ないとかが完璧主義の人が成りやすい傾向でしたっけ。程々が大事なんですよねえ。で、自己利益も程々しか受けられない自分になった場合の周りの人達の態度にも慣れる必要がありますしね。

 

松たか子が、子供の頃のスパルタでイヤだったのが、舞台を見に来た客等に笑われる練習だったそうで、でも、若かったのでそこから笑われることに慣れたら一人一人の客の表情まで見て取れるようになって、役だったようなことを、昔、テレビのインタビューで言ってましたかね。

 

お笑い芸人も舞台に立たなくなると、勘が鈍くなるので、舞台を大事にするのは、コンスタントに「程々」を出せる芸を絶えず磨いているからなのかもしれないですねえ。明石家さんまは違うようですが。彼は、「ホンマでっか」の先生方にも認められた、ショートスリーパーでサバンなのにハーモニーが整ってる稀な芸人ですものねえ。元妻も凄いし。

 

では、今日も静かに事務の一日のスタートです。