【質問】グルテンって体に悪いですか? | 素材にこだわった 全粒粉とふすまのベーグル通販専門店 こないろ〜静岡市

素材にこだわった 全粒粉とふすまのベーグル通販専門店 こないろ〜静岡市

パンが大好きで大好きで、ダイエット中でもパンを食べたい方、
もう大好きなパンを諦める必要はありません!
砂糖・油脂は使わず、ふすま粉・全粒粉などを配合し、
太りにくいパンを作っています♪

昨日、メルマガに書いた内容をこちらにも。


お客様から、
「グルテンって体に悪いんですか?」

というご質問をいただきました。


疑問に思っている方も
とても多いと思います。


これ、
詳しく説明すると、
今回一回ですむかなあという感じですが、
ひとまず書いていってみます。




このことを紐解くには、
まずは小麦の歴史から。


えーーー!
そこからーー!!!
と思っても、どうかついてきて下さい(^^;)



小麦は、人類最古の作物の一つとして、
約1万年前から存在しています。
(多くの遺跡から、小麦の穂などが発見されているそうです。)


日本では、弥生時代から小麦の畑作が始まっています。


そんな長い歴史があり食されてきた小麦ですが、

なぜ近年になって、
小麦による、
セリアック病
小麦アレルギー
グルテンアレルギー
などが問題になってきたんでしょう?


大昔は、
程度の差こそあれ、
こういった小麦による病気やアレルギーは、
ほとんど聞かれなかったようです。
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・

これは、
「小麦の大量生産」が鍵となります。


1950年代~1960年代に、
農作物の収量増大をもたらせる化学肥料が開発され、
それが大量に使われるようになりました。


そして、小麦はその化学肥料の使用と共に、
雨風に強い背丈の低い穂への品種改良が幾度となく行われました。


災害があっても倒れない負けない穂です。



その結果、
この頃から小麦は飛躍的に収量が増大しました。


小麦の大量生産が可能になったのです。

実際、このことにより、
メキシコで飢餓に苦しむ人々は1/3に減ったそうです。


が、
しかし、
この品種改良により、小麦に含まれるグルテンの構造が、
本来の小麦とはまるで違うものになり、


その結果、
セリアック病
小麦アレルギー
グルテンアレルギー
などが発症しやすくなったのではないかと言われているんです。

(「言われている」というのは、確かな証拠はないということです。)



上記のことをまとめると、、、


本来、グルテンは悪者でも体に悪いものではない。
ということです。



ですが、
第二次世界大戦後、
安全なのか確認されずに品種改良された
現在出回っている小麦のグルテンは、
病気やアレルギーを引き起こす可能性を持っているかもしれない。


ということです。





ですが!

まだ話は続きます。




今、世で話題になっている
「グルテンフリーが体に良い?」の考え方には、
あらゆる要素が絡まっています。



まず一つ目。


グルテンフリーは、元々欧米で流行りだした食事療法です。

欧米人の小麦の摂取量は、日本人の比でなく、
小麦除去は、糖質制限の意味も持つわけです。

それでダイエット効果もあるということ。


つまり、欧米人がグルテンフリーで痩せて体調が良くなる
というのは、糖質制限的な意味も持つということです。



でも、それを日本人に置き換えると、
日本人は、小麦を除去しても米は食べます。


だから、糖質制限的な意味は少ないということ。



そして2つ目。

現在、日本に流通している小麦の86~88%は、
輸入小麦です。


輸入小麦には、ポストハーベスト農薬の問題がつきまといます。


小麦を除去して体調が良くなるというのは、
もしかしたらポストハーベスト農薬の摂取が減ることによるのかもしれないということです。



そして3つ目。

小麦を除去して体調が良くなるのは、
グルテンだけの問題ではないかもしれないということ。

特にパンには、たいてい砂糖、マーガリン、ショートニングが含まれています。
スーパーやコンビニのパンには、いくつもの添加物も含まれています。

それらの摂取が減るからかもしれないということです。




以上になります。



ですが、

上記のことには、

確かなデータも研究発表もありません。


グルテンフリーの食生活が健康に与える影響も、
まだ医学的に証明されていないようです。




そこで、
私が、今日最後に最もお伝えしたいこと。



それは、

ぶれない食事の軸を持とう!

ということです。


グルテンフリー
糖質制限
マクロビ
などの食事や、


何を食べるといい!
あれを食べるといい!

などの情報は、


これからも、この情報過多の時代には、
私たちの耳には、
たくさん飛び込んでくるわけです。



その度に反応していたら、
身も心ももちません。




食べることと自分の体に真剣に向き合って、
口にするものに責任を持つ

と言ったら、真面目過ぎるかもしれませんが、


自分は、
何を食べたら調子がいいとか、
何を食べると調子が悪いとか、


そういうことをちゃんと感じながら、
食事をしていくことが大事だなと思うのです。


空腹を満たすだけの食事とか、
忙しいからとか、
簡単だからと、

小麦製品に寄りがちになる食事は
やっぱり体のためではないかな。



日本には誇るべき米があります。




味噌汁
お浸し

などを主軸にした食生活が、

やっぱり、心身のためには最高だと
私は思います。


そこに、
たまには食べたいなと思って
小麦の食事を取り入れてみる。


美味しいね。
ありがたいね。
と家族で笑って楽しく食べれる食事が、
米だろうが小麦だろうが最高です。



長くなりましたが、
なんとなくお伝えしたいこと
伝わっていますか?



最後までお読みいただき、
ありがとうございました!



私は、今後も真剣に小麦に向き合って、
パンをお届けしたいと思っています。



今週のご予約はこちらから始まっています!

https://pro.form-mailer.jp/fms/a0203d6b189904



今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。