ヨーロッパから、無事アメリカ到着。
アトランタ空港でフロリダ南端までの乗り継ぎ便待ちをしています。
入国審査を済ませ、ターンテーブルで出てくる預け入れのスーツケースを取りに行った配偶者をキャリーオンスーツケースふたつと少し離れたところで待っていたら、つぶらな瞳ですんすんしながらオフィサーとお仕事中のとても賢そうなビーグル犬が私の方にやってきました。いつもはすんすんしながら見向きもせずに素通りなのに、今日はすぐ近くまできて彼のキャリーオンをしきりにすんすん。…からの、前足でスーツケースを激しくかきかき。明らかに「ここに何かあるから!」と教える仕草を始めました。
オフィサーは柔らかな口調で、スーツケースを開けるように仰って、中を確かめてもよいかと私に確かめてから中身チェック。お料理に使うハーブやハーブティーを買ってきていたので「これに反応したのかな?」と仰りながら、ハムサンドやドライサラミは入ってないよねと再確認。
その言葉にハッとして、「ニース空港で買ったパンを入れたのを忘れてたわ!それかしら?」
実はニース空港でエリック・カイザーのショップを見つけ、オリーブバゲットとハーフサイズのチーズバゲットふたつを買い込んでおり、それをスペースに余裕のあった彼のキャリーオンに入れておりました。
オフィサーは私の言葉を聞いてパンの入った紙袋の中身を確認され、「チーズのパンは買わないとね!ご協力ありがとうございました。」とチャーミングににっこり。私はほっ。
バードスーツケースの中の紙袋に二重に入ったものでも、検疫探知犬はしっかり嗅ぎつけるのですね。可愛らしいビーグル犬、素晴らしいお仕事振りでした。