先日、映画「沈黙の艦隊」を観てきました。
数年前に大ヒットした漫画の原作を映画化したこの作品。 漫画が掲載されている当時、よくテレビや巷では面白いという話は聞いていたので、今回の映画を観に行きました。 しかし僕はあまり漫画は観ていなかったので、予備知識がなかったためか、どこか中途半端な終わり方の印象。 ど派手な戦闘もなければ、激しい人間ドラマがあるインパクトもなかった。主人公たちも淡々と行動していくだけ（潜水艦の中のシーンが多く、あまり動きがないためか） 。観終わった後、このあとも続編があるのだろうか・・・という感じだ。
でも潜水艦が活躍するシーンの映像は、現在の特撮技術の素晴らしいところか。 そこは見ごたえがあると思う。 昔の映画で「U-ボート」や「レッドオクトーバーを追え」などの潜水艦をモチーフにした映画の映像にも値する。 日本の特撮技術・映画の進歩を感じる。
その分、人間ドラマが薄いのが、中途半端を感じたのかも。 まだ主人公の「海江田四郎（大沢たかお）」の行動が謎のまま終わったこと（漫画を読んでいる人たちはわかっているのだろうが、読んでいない僕としては不明瞭なままなんかムズムズする感じだ）。 海江田の元部下で、主人公とは対照的な「深町洋（玉木宏）」が陰陽的な関係で、このふたりが物語を進めていくように思えたが、その衝突もこれからという感じ。 また他の登場人物のキャラも面白そうだけど、今回はあいさつ程度だという印象（この物語のキャラとして登場しました、よろしく・・・という感じ）。
まあ、この手の作品はヒットすれば、続編はシリーズのように続くが、コケると続編は打ち切りまたは数十年後だろう（主役の役者を交代して仕切り直し）。 そうことから、今回は潜水艦と艦隊が激突するシーンにチカラを入れた（今回の売り、または見せ場）。 僕として、今回登場した俳優陣は、割かし好きな俳優さんたちが多いので、このあと続編があるなら観ていきたいと思う。 （続編によって、また最初の話（今回の場合この作品）の印象も変わることがある。例えばスターウォーズのエピソード1、最初観たときは正直あまり面白いとは思わなかったが、2、3と続編がつくられ、そのあと観てみるとまた印象が変わり＜例えば、あぁあれはこういうことだったのか…っとか、あれはこのための伏線だったのか…などが、最初の話にちりばめられていたことに気づく＞、面白さも変わってきた）
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