三～四年くらい前になるか、数年くらい体調がよくない時期があった。 身体はだるく、目は疲れ、朝起きるのが辛いといった感じだった。 もう年のせいかと思いつつ、創作作業の集中力も落ちていく感じがした。 そんなとき所要で東京に行き、友人宅に泊まっていたとき、彼が近くのジムでトレーニングをしているのを見ていて、それに見習ってボクも近くに区が運営するジムに行くことにした（たまたま近くにあったのがよかった）。
そこに通いはじめて二年くらいになる（もうすぐ三年目）。 最初は週一回二時間くらいと決めたが、雨が降ると休んだり、運動しはじめて一時間くらいでやめたりとめんどくさがっていた。 でも最近は週二回行き、ランニングマシーンやバーベル上げなどの機材もつかって健康維持を心がけている。 そのおかげで健康も取り戻し、お腹のあたりが固くなってきた（知人曰く、もうすぐ割れてくるのでは…と）。
長く続いているのは、まず作業場（アトリエ＆ファクトリー）から自転車で5分くらいの近くにあったからだろう。 これが遠くだったら めんどくがりの性格の自分だったら続かなかったかもしれない（自分の性格を知る）。
それから次にトレーニングすることに意味をもたす「（健康の）現状維持」というテーマをつけたこと。 なにかスポーツのトレーニングのためとか、身体を鍛える、筋肉改造・・・のためとかではなく、いつまでも同じ運動が維持できること…最初にノルマを決めて、その運動が毎回できる体力を維持すること・・・という感じで。 それなら自分に無理した運動をしなくてもいいと思ったからです（テーマをつける）。
そして最後は仲間をつくること。 毎回同じ時間帯にいくと参加者やスタッフの人とも顔見知りの人ができたりする。その人たちと世間話をしながら、トレーニングに参加していくと、次またあの人に会おうと継続する気持ちが生まれたりする。 また休んだりすると先週こなかったねと言われ、参加意識をより強くする（叱咤激励する仲間・チームをつくる）。
それからもうひとつプラスすると、トレーニングを自分の作業時間に組み込んだこと。 創作活動の作業のあとでやる…ということではなく、創作活動を持続するための作業の一部だと。 それは学生時代、教科に体育の授業があったように、創作活動の「体育の時間」という意識で…（ついでではなく自分の意志＜コンセプト＞にする）。
まあ、いつまで行けるかわからないが最近は行くのも苦にならない（楽しいということではないが嫌だとか行くのがめんどくさくはない）し、とりあえずは健康的にはなってきていると思う。 ちなみに朝起きるのだけはあいかわらず辛い（毎朝、「今日は作業は休みにしよう」…と思いながら起きるのである）
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