今日は旧暦のお正月。 つまり江戸時代の頃までは今日くらいが正月だということだ（旧暦でみなさん、明けましておめでとうございます）。 昔、明治政府は世界に合わせるために 暦（カレンダー）を太陰暦（月を基準に暦を作成）から太陽暦（太陽を基準）に強引に変えたのだ。 それは日本のグローバル化に向かう変化の時だといえる。 それまでの日本文化は中国などのアジア文化を取り入れた生活形態をおこなっていたが、ここからは 西洋文化を中心とした生活システムと変化していった。 そこから日本はいろいろな出来事を得て現在にいたる。
いまでもそういう風習をおこなっているのが「中国（含む中華圏）」だ。 現在でも中国は、西暦の正月は 世界にくらべて平穏であり、この時期 年末年始として 春節を祝うのだ。 ある意味 中国は世界とは離れた独自の概念でいるということだろう。 しかしいまの時代はグローバル化が進んでいる。 中国はいまそのグローバル化に多いに苦しんでいると見える。（…とはいえ日本も、グローバル化だといってなんでもかんでもグローバルにして独自の文化に影響をあたえる…またはなくすのはあまりいいとは言えないが）。
日本の明治維新からのグローバル化は 国がグローバル化したという感じで 個人というところでは 「お上のいうことに従うまで」という概念は変わらずだ。 しかし現代の新たなグローバル化は 少数のコミュニティや個人のグローバル化 大きな組織や国がおこなっていたことが 個人や小さなコミュができるという概念だ。
近年の中国は 世界のトップに追いつくくらいの経済力やパワー（21世紀はアジアの時代その中心的な国）をもった。 それはどこの国でも認めることだと思う。 しかしそれは国がグローバル化しただけで、個人や少数コミュはまだ・・・ それどころか そういう人やグループを抑制しようとしている。 世界は個人のグローバル化に向かっているのに 中国国内はまだ国レベルのグローバル化でいるのだろうか。
だから中国は変な方向に向かっていると見えてくる（大丈夫か？中国）。 昔なら大国が世界の一方的ともいえる力でルールをつくってきた。現在中国は世界のイニシアチブをとりたがっている。 例えば経済の利権（ルール）を取りたいためにAIIBをつくったようだ（アジアのインフラ開発を中国が有利なようにする＜ルールづくり＞可能性があると噂される）が 結局はほかの世界銀行と協力しないとならないということで 世界のルールに従う方向に向かっているという。 また、昔なら領土拡張や海域の利権獲得は どの国もやっていたが 現代はそれをやると世界的な批判と経済的はしっぺ返し、また科学技術の進歩で戦争などなればどれだけの死者が出るかも想像できる（化学兵器などつかえば土や水も使用できなくなる）。 それでも 特定の個人や少数民族 報道を規制しようとしているが それも100年前ならどの国でもおきていた話（日本も明治政府による琉球やアイヌの人々に抑圧をかけた歴史もある。なお琉球人とアイヌ人がもともとの日本の原住民で中央に住む日本人が他のアジア区域から移動してきた民族だという説もある）だが いまはそれこそ個人のグローバル化の真逆となる行為だ。
そんなの中国の問題で 関係ないだろうと言えるかもしれないが 残念ながら 見ての通り 世界にとって中国の影響は大きい。 当初中国市場は 世界マーケットと切り離して動いているので 世界的な影響はないと考えられていた。 しかし 中国に進出している世界の企業は多いので 中国の景気減速は そのまま世界経済に大きな影響を与えることが証明された。 だから それでも独自のルールでやっていくのか（「お上のいうことに従う」概念） それと真のグローバル化（個の開放＿ただ、いままで一度も国民が国の主権となってことがない国でもある）に向かうのか それは世界にとっても注目することだと思う。
ボクの見立てでは、いまの中国は日本の幕末明治維新くらいの感じだろうと思う…だが 経済も数年で日本の戦後からバブル期くらいを数年で経験したように ここ数年で個人のグローバル化（概念開花）に進み 世界に追いついてくると思う。 そうなると新たな世界の潮流（ルール）をつくる大切なパートナーとして真の中国が登場するだろう（日本にとってそのときこそ本当に手強くなるかも）。 その一方 その急激な開花は かなりの負荷を生むだろう。ある意味 激変するかもしれない。 それが悪い方向に行かないか心配だ（加熱！中国）。それが結局世界にも影響するからだ。
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