映画鑑賞「テルマエ・ロマエⅡ」 | kon3。(このさん)の創作活動日誌ブログ

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先日 映画「テルマエ・ロマエⅡ」を観てきた。

この物語は古代ローマ人のテルマエ(浴場)技師の主人公ルシウス(阿部寛)が ひょんなことから現代日本にタイムスリップをする 。 ふつうのSFモノならこのあと主人公は どうもとの時代にもどるか 四苦八苦する…がドラマになったりするのだが これはそんなことは当たり前のように何度でも古代ローマと現代日本をいったりきたりできるストーリー。 その分 主人公は日本の風呂文化を古代ローマにどんどん建築して(つくって)いく。 古代のローマ人はそれを斬新な創造物として受け止め はては当時の絶対権力者の皇帝にも愛されるテルマエ技師となっていく…というコメディータッチの物語だ。
さらに今回つけくわえると この主人公ルシウスが 究極のテルマエとはどんなものかを考えていると日本のある露天風呂に目がいく。 その光景に感動したルシウスは それこそが究極のテルマエと…それを古代ローマに建設をはじめる。 もちろん それに反対する勢力も出てくる。 風呂などなんの役にたつ 戦争こそがローマを繁栄させるものだという考えの者達である。 そして彼らは ルシウスの考えたテルマエ建設阻止に動き出す…

続編だというが 前作と登場人物があまり変わらないし ほんとうに前回がそのまま続いているという感じがする。 よくある続編は 新しいキャラクーが出てきたり それによってストーリーも大きな展開になっていく(物語のパワーアップ化をはかる)のだが この物語は 前作とそんなに変化はない でもそれがいいのかもしれないとも思える。 前作の面白さをそのまま受け継ぐので素直に笑ってみることができたから。 続編だからと無理に新しいことを盛り込みすぎて 前作を下回ってしまうことはよくある。 また前作が面白いと次に期待する分 まかりまちがって期待を裏切ったりすると それはさらに逆効果になり 最悪なのは前作を否定するような内容だったりすると その物語自体を台無しにしてしまう諸刃の剣となる。 例えば前作で主人公たちが必死に怪物たちと戦い 最後は生きのびることができ感動的なラストで終わる。 そしてその次回作では冒頭いきなり前回で生きのびた女の子があっさり死ぬシーンからはじまり 前回の感動はなんだったんだという疑問がわく その死がこのあとの物語の複線だったり また内容に関係がある死だったらいいのだが けっきょくなにもないまま最後まで疑問符(?)がひっぱったりして 消化不良で終わったりする。

この物語は 難しいことを考えなくても その時間だけ映画を楽しむことができる いい作品だとボクは思う。















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