先日、5月10日(日)にサントリーホールで行われた「東京交響楽団 こども定期演奏会」にて、R.V.ウィリアムズのテューバ協奏曲第1楽章を演奏いたしました。


この曲はこれまでピアノ伴奏でオーディションや演奏会などでも取り組んできましたが、オーケストラとの共演は今回が初めてでした。


遡ること25年前、2001年の日本管打楽器コンクールでのことです。当時の大賞受賞者演奏会で協奏曲を共演するのが東京交響楽団でした。その舞台を夢見て練習に励みましたが、結果は本選止まり。あの頃の自分に「25年後に夢が叶うよ」と伝えてあげたいくらいです。


リハーサルの時から、CDで何度も聴いていた伴奏が自分の真後ろで奏でられ、その演奏をバックにソロを吹く……。まさに至福の時間でした。指揮者の角田さんは的確かつ柔軟に対応してくださり、私のわがままも受け入れていただきました。楽員の皆さんからはとても温かな雰囲気を感じ、滅多に立てないソリストの位置から、皆さんの顔をまじまじと(心ゆくまで)見てしまいました。東響の一員である幸せを、改めて噛み締めることができました。


いざ本番当日。「緊張するかな?」と思いきや、意外にもそれほど緊張はしませんでした。ただ、サントリーホールの個人楽屋を初めて使わせていただいたのですが、なんだか居場所が定まらず、袖に行ったり楽屋に戻ったりを繰り返してしまいました。


リハーサル会場のミューザ川崎でも良い響きを感じましたが、サントリーホールでのゲネプロはまた一味違った響きでした。オーケストラの各楽器の一音一音がすべてクリアに聴こえ、素晴らしい音に包まれて演奏することができました。自分としては少し気負って急いでしまった感覚があったので、本番ではもう少し落ち着こうと心に決めました。


本番はあっという間でしたが、お客様からも温かな拍手をたくさんいただき、リハーサルとはまた違う心地よい緊張感の中で演奏できました。演奏後のインタビューでは、坪井アナウンサーが話しやすい雰囲気を作ってくださったおかげで、ついノリ良く話しすぎてしまいました。


今回はかなり久々の投稿ですが、私の音楽人生において忘れがたい一日となったことを、記憶が鮮やかなうちに残しておきたくて筆を執りました。


乱筆乱文、ご容赦ください

あけましておめでとうございます。

私、近藤陽一は2018年1月より、東京佼成ウインドオーケストラに移籍致しました。

これまで、2004年10月に大阪市音楽団に入団し、2011年10月に日本センチュリー交響楽団に移籍しました。
この二つの団体ではとても大勢の良い人々に恵まれ、沢山成長する事ができました。

これからも音楽にひたむきに前向きに取り組んでいきたいと思います。

応援、よろしくお願い致します。

P.S.
家は大阪にあるので、大阪と東京、二つの拠点ができます。関西の皆様とはは今まで通り、関東の皆様とは益々、ご一緒できる機会が増えると思うと、とても楽しみです。

近藤陽一
父が出版社で働き、息子は音楽家。と聞いて真っ先に思い当たるのがロベルト・シューマンです。そういう私もシューマンと同じ境遇でした。ただ、シューマンと違っていたのは、若い頃からあまり本を読まなかった事でした。
シューマン著の「音楽と音楽家」は大学の西洋音楽史の授業で、教科書として使われていました。当時は絶版中だったので、話を聞くしかなかったのですが、どうしても欲しくなり、神田神保町の古本屋「古賀書店」に買いに行きました。

父が上京して間もない頃、神保町へ神田駅から歩いて通っていて、もっと近い駅がある事を教えてもらったそうです。私が子供の頃は良く神保町に連れていってもらいました。父が難しそうな本を探している間、書泉ブックマートの3階にあった、テーブルトークRPGのコーナーで、新作のルールブックやサイコロを眺めていたのを思い出します。今やトレーディングカードゲームに変わっているのでしょうね。

「音楽と音楽家」は2007年に改版が発行され、今や近くの書店で簡単に手に入れることが出来ます。書店に無くても、Amazonを使えば明日には届くのかも知れません。便利に世の中になったものです。

楽譜もそうです、版権の切れた楽譜はIMSLPというサイトでPDFがダウンロード出来ます。東洋一と謳われる国立音楽大学図書館も真っ青です。音源に関しても同じですね、YouTubeなどの動画サイトはもちろん、ナクソスミュージックライブラリーなどは、売られているCDがストリーミングで聞くことが出来てしまいます。

タイトルの「拾った話題」は父が文化通信の誌上で執筆していたコラムのタイトルです。そこでは良く「愚息」として私が登場していたそうです。

父は今月6日に遠い世界に旅立ちました。そこでも沢山の人に話しかけ、取材をしていることでしょう。
父の真似事をして見ましたが、私に文才は受け継がれなかったみたいですね。

長文失礼しました。