ライブ動画撮影を始めてから5年程度かかりましたが、ついに機材が揃いました。
完全に満足したわけではないんですけど、ようやくこれならいけるという妥協点に到着した感じです。
その機材とソフトをまとめてみます。
あくまで素人の自己満足趣味の世界の話なのであしからず。
1.カメラ Canon EOSR3
当初はPanasonicのミラーレス一眼で固めようと考えておったんですが、lumixSシリーズの後継機がマイナーチェンジだったことから決断を後押しすることになってしまいましたね。
あと1年以内に理想の機種が出るのかもしれませんが、少し遅かったですね・・・。
EOSR3の良さとは総合力ですね。
自分の治具で撮るスタイルだとこの機種が1番総合力が高かったです。
総合的な利点とは
・4k60p(ノンクロップ+オーバ-サンプリング) 4:2:210bit ALL-INTRA撮影(1000mbps)が可能。
・ボディ内手振れ補正搭載。(カクつく欠点はあるが補正力は強い)
・熱耐性が強い(真夏でも4k60pで25分程度撮影可能、4k30pならほぼ無制限)
・動画クロップが電子手振れ補正クロップ含めて多彩にできる上に余り画質が落ちない(1.1倍、1.3倍、1.6倍、1.7倍、2.1倍)
・RF70-200mmF2.8が1070gと軽い
・AFが像面位相差で良好
・C-LOG3の色合わせが簡単にできるし鮮やか
動画クロップが多彩にできるのでレンズを持つ本数を2本まで減らすことができました。
レンズ2本で24~420mmまで補完することができます。
よって荷物も軽くなるわけです。
70-200mmF2.8が軽いメーカーは現在CanonかSONYの2社しかないです。
正直言えば写りはソニーのほうが好きですが、手振れ補正が弱いのとクロップ種類が少ないのでCanonが勝ちました。
色合わせもLUMIXのV-LOGは簡単に合わないことが多かったんですが、C-LOG3は本当に簡単に合ってくれます。
人肌を中心に合わせてくれて尚且つ鮮やかというポートレートには合っていると思います。
現像時間を短縮できるのも決定力になっています。
EOSR5Cのほうが良いんじゃないかという人もいるかもしれませんが、ボディ内手振れ補正が付いてないのとAF範囲が端は使えないという弱点があるので素人向きではないんですよね。
熱耐性考慮するとまともに動画撮影しようとしたら素人的にはCanonではEOSR3しかないという結論になります。
筐体が大きい分少し他の機種より熱耐性が高いという仕組みです。
2.レンズ
・RF24-105mm F4L
ミラーレス一眼を代表するような新しい映り方をするレンズです。
エモさはEFレンズのほうがあるですが、解像度は格段にRFが上がりますので気に入っています。
光芒が開放近くでも綺麗に出るレンズな特長を持ってますね。
望遠側が105mmまであるとすごく便利なのであえて大三元よりこちらを選択しています。
最前から中距離まで万能です。
最前ではノンクロップ24mmが必要ですね。なのでノンクロップ4k60pのカメラが必須なのです。
(あと70-200mmもAPSクロップでは使う場面は9割ないのでノンクロップ必要です)
24-105mmF4LだとLUMIXのレンズが今まで使用した中では1番画質良かったとは思いますが、AFが惜しかった・・・。
あとRF24-240がRF24-105mmF4Lと同じくらい良いレンズとネット調べると出てきますが、少なくとも動画では段違いで24-105mmF4Lが良いので騙されないようにしてくださいな。
・RF70-200mm F2.8L
今まではこの種のレンズは重すぎて手が出せなかったんですが、1070gと軽くなったため自分も使用が可能になりました。
正直映り方はEFレンズのほうが柔らかくて好きですが、重すぎるので総合力でRFレンズしか選択肢がありません。
解像度でいえばRFレンズのほうが上だと思います。
LUMIXSの70-200mmF2.8は1580gもあるのでCanon側に移る決定力になってしまいましたね。
ただこのRF70-200mmF2.8Lは35万近くととにかく高いので、他を全部売り払って買う覚悟が必要だと思われます。
当初RF70-200mmF4Lを使用していたのですが、どうしても画質に納得がいきませんでした。
このRF70-200mmF2.8LはF4Lより少し画質が良く、その少しが自分の妥協点に到着できたというところです。
F4Lも決して画質悪いわけじゃないんですけどね。
程よい距離に入るとこのレンズはこんな凄いボケ方をします。
F2.8の世界素晴らしいですね(実際は1つ絞ってF3.2ですけどね・・・)
伸縮ズームのため、バッグにも綺麗に収まります。
テレコンが付けられないと欠点を指摘されていますが、クロップ多彩に出来るので動画的には問題ありません。
ちなみにフードが大きいのが欠点とされていますが、RF24-105mmF4Lのフードが使用できます。
結構このフード良い感じです。外部からの光を完全に抑えるためにはRF70-200mmF4Lのフードが良いみたいですね。
3.NDフィルター
Kenko PRO1Digital ND4、ND8、ND16(77mm)
野外で明るさを調整するNDフィルターは3種類使用してますね。
レンズが77mmしかないので3種類で済んで素晴らしいです。
ND16はF2.8レンズ用ですね。
大体はND8が安定です。
このNDフィルターは画質が落ちないし、むしろ少し青みが掛かって綺麗になるような気もしてます。
3.外部マイク
・Panasonic DMW-MS2
LUMIXの流れでCanonにも転用しています。
特長として声をよく集音するのとギター音を綺麗に出すというのがあります。
ショックアブソーバーが専用のものが売っているんですが、輪ゴムを固いものに変更しないとグラグラしてしまってかえって雑音が増えてしまうので気を付けないとならないです。
・TASCAM DR-07mkⅡ
以前に音がカメラ側でとんでしまっていたことがあって映像がアップ出来なくなってマジで病んだことがありました。
対策としてダブルで音を録るようにこれを購入しました。
音を複合して良くなるという利点とともに撮ってなかったトーク部分とか開始部分とか補完できたり、意外なメリットもありますね。
4.CFexpress TypeBカード
PROGRADE COBALT 650GB
読み込み書き込み速度も速く、熱にも強いカードになります。
これだけ容量あっても6k60pRAWLT撮影すると45分くらいしか撮影できません・・・。
4k60p ALL-INTRA撮影で1時間半くらい撮れるモードでいつも使ってますね。
現像したら(データも小さくしてこちらはSSDへ保存)CFカードのデータはいつも消して使用してますね。
5.現像ソフト
・Filmora
値段が9000円程度と安く、C-LOG3が編集できるというソフトになります。
色編集画面が大きくてやりやすいので色編集だけこれでやっています。
・premier element
音編集やその他の編集をこれでやっています。
音は簡易な設定しかないんですが、凄く良くなるのでやりやすいです。(イコライザー難しすぎる・・・)
文字入れたり効果とか簡単な設定ならやりやすいですね。
費用も固定式なので買いやすいです。
DavinciResolveは自分には合いませんでしたね。
・PC
acer メモリ16GB Intel(R) Core(TM) i7-9700 CPU
(数年でPCが壊れるので交換しても安いデスクトップを買いましたね)
総額ですが、およそ150万円くらいですかね・・・(;^_^A
とっかえひっかえするよりは、安く上がるという考え方もありますが(笑)
ただとっかえひっかえの過程が楽しいというのもあります。
安く済ますなら、ソニーのα7SⅢ+24-105+35-150+70-200F2.8+テレコンというコースもありますね。
これでも130万円くらいでしょうか・・・。クロップできないので必要なレンズ増えますね。重いです
Canonでライブ動画撮影やりたいなら、R3は必須で(他の機種は熱耐性的にやめておいたほうが良い)最初はRF24-105mmF4Lだけで凌いで(クロップ使えば220mmくらいまで伸びるので)お金溜まったら色々買っていくっていうのが良いかもしれません。
これが5年間でとっかえひっかえして辿り着いた機材ですね。やっとこさたどり着けました。
写真は3年、動画は5年掛かりました
今後進むとしたら単焦点でデジタルズームの機能が使いやすくなるか、6k60p視聴環境が普及するかですかね。
と言いながらLUMIXS1の新機種が気になっていたりはしますが・・・。
とにかく当面出費は抑えられるかなと思います。貯金が全くたまらない原因はカメラや!(笑)
一眼写真のように動画も撮ってみたいという目標は大分近づいたと思います。
いつでもどこでも簡易に撮れる+バッグも軽めで移動できるシステムも出来たと思います。
この先いつ飽きてしまうかわからない趣味ですが、今夏は少なくとも集大成で撮っていきたいと燃えてはいます(笑)
そのあとはどうなるかわかりませんけど。
一旦辿り着いたものの感じたことや進んだことが見つかればまた記事書いてみます。
とにかくようやく安定して撮れるようになったというところです。
では