今週のコサキン(#1 テレフォンお悩み相談) | 今週のコサキン

今週のコサキン

コサキンが復活しました。『今週のコサキン』を再開します。

このブログに珍しく読者登録が来ていました。
ローバー・美々様からでした。

感激と興奮のあまり、思わず僕のチューブが
伸びました。





今週のコサキン(4月8日放送分)
 コサキンが帰ってきた回。一年のブランクを経て、BS朝日の三十分
番組として生まれ変わったコサキンは、テレビ番組とはいってもラジオ
であることが強く意識された作りで、ムッくんとラビーがラジオブース
でトークを繰り広げている設定での放送となる。
 前半がフリートーク、後半が電話相談コーナーに名を借りたコントと
なったわけであるが、すべてが一年前までラジオで放送されていたコサ
キンのテイストそのものであり、番組を見る者は、コサキンが帰ってき
たことに嬉しさを覚えずにはいられない。フリートークにおいては、コ
サキンにはじめて触れる人を念頭に置いて、なぜ関根勤がラビーなのか、
なぜ小堺一機がムッくんなのかという説明が簡単になされる。この儀式
は今までのコサキンでも四月や十月によくあったものであり、こんなこ
とからも週に一度コサキンが聞ける夜が戻ってきたことが実感できて、
感慨ひとしおである。
 次第にハリウッド俳優についてのトークになっていった今回は、ハー
ヴェイ・カイテルは長谷部インキン掻いてると覚えるのだとラビーが得
意げに語り、情事に狂う、マスカラどくろ、パンツを穿かない勝新太郎

といった言葉たちが飛び交う。これらはコサキンを聞いてきた者にとっ

ては、おなじみのことなのだけれども、何度も聞いたことのある話であ

るからこそ嬉しい。コサキンは帰ってきたのである。
 三十分に詰め込まれたお馴染みのシーンの中で、ごく単純に笑ってし
まったのは、電話相談コントの中で相談者ラビーが土肥温泉だのヤブー
だのと口走っていた場面である。これは、若き日のムッくんのいたずら
を今後も変わらずいじり続けるのだというコサキンという番組の所信表
明であると受け取ってよい。
 背後に『with』が流れていないパッフォーンは何だか坐りが悪いとか、
「おハガキ列島」をはじめとする投稿ネタのコーナーはないのかとか、
頭によぎることがいくつかあったのは確かだけれども、今回はそんな細か
いことは構わずに、いつもの夜が取り戻された喜びをただ感じているべ
きだろう。来週はどんな内容になるのだろうという期待を持って一週間
を過ごせることほど嬉しいことはない。ラジオ番組の現場を見物してい
るような気分になれる番組作りをしてくれた人たちに尊敬の念を抱かず
にはいられない。そんな人たちのうちの一人に間違いなく舘川がいる。
舘川はやっぱりかっこいい。