受付ロビーに戻って座り、検査結果を待った。

ほどなくして、また診察室へ。

今度は同じ部屋のなかに女医さんが座っていた。


早速、甲状腺エコー検査の結果を教えてくれた。

・甲状腺に大きなおできがあること
・甲状腺腫瘍には良性が多いこと
・そのなかに悪性のものあること
・腫瘍の顔つきから、悪性の可能性が高いこと
・早く発見されて良かったこと
・ただ、針をさして検査して欲しいこと

あんなに心配しなくてよいと言っていたのに...

と心のどこかで思ったものの、

ある意味で想定内だった。

こういうときはいつも少数派に入る。

ただただ現実を受け入れることにした。



エコー画像は見せてもらえなかった。

サイズも教えてくれなかったけど、

手元にある紙の数字が見えた。

35×32×...

とりあえず、一番大きいところで3.5cmか。

そこそこ大きい。

良性でも手術適応のある大きさだ。

わたし「もし、良性でも手術はあり得ますか?」

女医さん「症状によりますので、詳しくは検査してから...」


その日のうちに紹介状をうけとり、大きな病院でさらに詳しく検査することになった。