手術室に入ると
名前と生年月日と行われる手術名を確認して
手術台に横になりました
口に酸素マスクをつけられ

「ちょっと眠くなりますよ」

と言われたその後の事は 全く覚えていません
それから目が覚めたのは

「古村さん起きてください」

と言う看護師さんの声

「これから病室へ戻りますよ」

とベッドに横になったまま病室へ移動
ポワンと夢を見ているような感覚の中で
主治医から

「手術は無事終りましたよ」

とかけられた言葉に

「無事戻って来られた」

とホッとして

「これでもう大丈夫」

ととても安心して、私はまた眠りにつきました

2日後には、退院後の生活の説明

「お風呂はシャワーだけ」
「重たいものは持たないように心がける」
「出血は約1ヵ月続く」

という事以外は、
今までと変わらない生活が送れるのです。

三泊四日の手術入院生活に

「ほんとにこれでいいの?!」

と戸惑うほど順調でしたチョキ

「早期発見は すばらしい!」

と検診を勧めて下さった看護師さんには
感謝しかありませんでした

こうして私は

「子宮頸がんとの闘いは終わり」

とそのとき確かにそう信じていました。

〜12へ続く〜




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