近況と夏の予定 | ~同じ空の下のできごと~

~同じ空の下のできごと~

この空の下は悲しみで満ちている。
その悲しみに寄り添おうとする言葉。


 アメリカに来て、今日は2度目の雨だった。
 今走らせているプロジェクトは、自分にとって完全に未知で、ここに滞在するであろう2、3年のうちに目に見える成果を上げたいならば、使えるリソースを研ぎ澄ませていかなければならないだろう。
 今日は意識的に、能動的なことは何もしないと決めて(このブログが能動的なことに入らないかは少し疑問だが)、休息を取った。仕事場とプライベートで感じている閉塞感を拭い去りたかったからだ。
 雨と、坂本真綾の音楽のおかげで、フラットな心に戻れた。
 今週も生き延びた。それで上出来だろう。

 日本の雨との匂いの違い。一つは土の匂い。
 今いるところの雨の匂いは、乾燥具合の違いからか土の匂いが若干異なる。日本の土ほど濃くは感じない。
 そこに散った花の匂いが混じる。南国のような華やかな香りではないが、日本の花の匂いほど可憐という感じでもなく、少しだけ主張のある甘さを感じる。

 7月に数日間自分にとって経験のない仕事をした後、8月、1週間ほど日本に帰国する。
 二日連続でライブを観に行く予定だ。それ以外の時間のほとんどは、友人や同僚、人と会う予定が入っている。フリーの時間も設けている。
 二つのライブの間の朝にでも、会場のすぐ近くで日の出でも見にいこうと思っている。
 いつだったかの元日に、大勢の他人とともに一人で初日の出を見た場所
 今住んでいる場所には海がない。懐かしさを感じることだろう。
 元日とは方角が変わっているから、本当に見られるのかは謎だけれど、見られなくてもまあ、朝の散歩にはなる。
 湿気の多い日本の夏に、今の身体が耐えられるか不安だが、無理をせず、休憩を挟みながら過ごそう。