おいしい癒しスポット。「安田製麺所」(栃木県小山市) | つながれ国産小麦の輪!~おらが故郷の小麦自慢~

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ニッポン放送(土曜20:30~)・ABCラジオ(金曜20:40~)・KBCラジオ(木曜20:35~)にて放送中の番組ブログです!

 栃木県小山(おやま)市は県内でも一番小麦の生産量の多い小麦の産地。「イワイノダイチ」というおいしいうどんになる小麦がたくさん栽培されています。小山市のうどん屋さんが小山市と連携して「開運 小山うどん会」を立ち上げて、うどんの町・小山を盛り上げています。

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  国産コムギ大使のひろたみゆ紀さん(栃木県出身のアナウンサーさん)とお友達、ニッポン放送で収録の編集をしてくださっているSさんなどと一緒に栃木県の製粉会社、笠原産業さんの小麦祭りに伺った帰りに、「開運 小山うどん会」のメンバーで、うどんを食べさせてくれる製麺所があることを小耳にはさみ、お店を覗いてみることにしました。
   
 小山市の駅に近いオフィス街の一画。ここだ、ここだ。「地粉 イワイノダイチ使用店」と書いた看板や「開運のまち小山うどん」のぼりがあります。製麺所のようだけれども、店名を書いた看板に「お食事処 安田」とあるのでお食事もできるよう。中が暗い感じで、営業しているのかな? 思い切って中に入ってみました。
 

 その日は日曜で定休日なのだそうでしたが、「いいですよ」とお食事を出してくれることに。しかし、実は私たち、小麦祭でしこたま小麦料理を食べてきたのでお腹がいっぱいなのでした。


うどんを小盛りでお願いできますか? と事情を話してお願いしてみたら、「おそうめんなら、つるつると入るんじゃないかしら?」とおそうめんをつくってくださいました。これがとてもおいしくて、お腹につるりと入ってしまいました。刻んだゆずがいい香りです。



 
 お店の女性のご主人さんはとても気さくな方。出身は東京の浅草で小山市にお嫁にきたそうです。製麺の仕事はすごく大変で、この仕事をお子さんに継いでもらうのがいいのか考えてしまう、なんとか製麺所を残したいと思っているのだけどと話してくださいました。(後で知ったのですが、なんと創業100有余年の歴史ある製麺所さんなのだそうです)

昔は焼きそば用の麺を朝から晩まで一日作っていたこともあってとてもつらかったこと、今はお惣菜をつくったりお弁当の仕出しもしていること、お弁当があまったら無料でわけているのはリサイクルの手間がなくていいからだいうことなど。

  


 
 
“のし餅・年賀状も承ります”という張り紙があったので聞いて見ると、「頼まれて」とご主人の安田さん。

気がつくとお店にはお休みだというのにどんどんお客さんが入ってきます。地域の人の憩いの場なんだ! そのうちに常連さんらしき農家の老夫婦が車でやってきて「たくさんとれちゃって」と柿を差し入れに。なんと私たちもおすそ分けに預かり、とても温かい気持ちでお店を後にしました。


「小山うどん」はもちろん、目玉焼きのポテト入りの「焼きそば」(栃木県は焼きそばがソウルフードで、県南部の焼きそばにはじゃがいもが入っているのだ)がおいしいそうなので、また食べにいってみたいです。

■安田製麺所/お食事処 安田

 

 所在地:栃木県小山市城山町2-11-12


 小山駅から300mほど)

 0285-22-0262 

 定休日:日曜日・祝日