今回の内容は非常に長いです。
九州勢の受験は1月中に全てが終わります。
そこから入学までの2か月
そして入学後の中学の3年間
その後の高校での3年間
この約6年の勉強はどうするべきか。
中学受験のようにペースを掴むまでが親の役目。それは変わらないと
都会の方では
開成や桜蔭等の難関中高一貫に
進学をした場合は、
もれなく鉄緑会がついてくる。
鉄緑会と言えばこの方
ゆき先生
中学受験は小5冬サピックス入塾で
明け星女子・渋幕・桜蔭・豊島岡・慶応女子
全合格からの桜蔭中高→現役理3→医師
理3時代は鉄緑の英語の講師。
完璧すぎる経歴の持ち主です。
そんなゆき先生によると
鉄緑会で教えているのは
基本は英語と数学で
国語、理科、社会は高2から
【英語】
中学1年で中学3年間で学ぶ文法を学んでしまう。
毎週新しい単元とか構文を学んで、それの復習テストがあって、宿題がある。
授業は、基本は先生が解説して、それを板書してみんなが勉強するインプットのやり方がメインになる。
中学2年生では基礎英文法の完成。
中学英文法を元にした長文読解とか作文の演習。
高校英語の問題(長い文章のリスニングや読解等)が毎週の宿題に入っていた。
中学3年生までで高校英文法を全部網羅する。
結構難しい文法、仮定法とか過去完了などの難しい時制とか概念的な勉強が増える。このあたりから語学らしくなるので好き嫌いが分かれる。
高校では東大受験にむけてより実践的な内容になる。
高1ではこれまでに理解した文法を元に英語を体系的にもう一度整理。中学の復習+αみたいなテキストを使っていた。この一年間で復習していく。
高2からは授業が毎週演習になる。
授業のやり方が変わり、まずアウトプット。
最初に演習をして、答え合わせをしながら先生が解説をしながら復習していくみたいな形式になる。
高2の終了時点で東大英語をある程度点数が取れるようになるのが鉄緑会的な目標。
高3ではより難しい演習をしていく。
【数学】
中1で中学数学を完了
中2では数ⅠAを一通り学ぶ
中3では数ⅡBを学ぶ。英語と同じように中3までで高校の範囲はほぼ網羅している。
※ゆき先生は触れていませんが、中学までは4STEP数学でいうと、A・Bレベルの問題が中心のようです。
高1では高校数学の全範囲。数ⅠA・数ⅡBを復習。
理系は高1の1月から数ⅢCの勉強が始まる。
高2入試レベルの演習。やり方は英語と同じで授業開始ですぐに演習が始まって答え合わせをして解説を受ける。
高3ではより東大を意識した難しい演習。
こんな感じで意識して勉強を進めていけばいいそうです。
ちなみに、学校内の定期試験は
ガッツリ対策をしていたみたいですね。
授業もしっかりと聞いてたと。
2~3週間前からスケジュールを組んで
試験範囲の教材を繰り返し取り組み
全範囲完璧に仕上げる。
なんて理想的な子供だったんだろう。
と、ここで戦記さんのブログを見てもらいたい
中学受験時代は賛否両論があった
有名人の戦記さん。
中1の保護者会の様子を書かれています。
これをゆき先生の話と照らし合わせると
なんとなく鉄緑会の様子が掴めてきました。
こんなに鉄緑会について書いていると
鉄緑会嫌いに怒られそうですが、
この記事を読んでもらうと、中1で中学課程を終わらせる、鉄緑会の方針の意味が分かります。
https://gentosha-go.com/articles/-/36049
少し話がそれましたが
鉄緑会の進め方を地方でやろうと
思った場合の選択肢は
通学だと
東進ハイスクール中学部
ここだと、鉄緑とほぼ同じ進度。
通信だとZ会
Z会なら好きなペースで進められるので
鉄緑の進度に合わせていけば
何とかなりそう?
子供は通塾をしたいみたいですが
親としては独学でできるなら
通塾はさせたくないところ。
2月からZ会かな。
そしてタイトルの出口戦略ですが
要は、1年間で中学過程を終わらせる
超ハイペースに、4月から合わせて始める
必要はないので、2月から先取で始めたら
2か月分余裕が生まれるという話し。
最後に、
中高一貫に進んだら一度だけ
受けられるテストがあるようで
そのテストとは
ベネッセ鉄緑会東大模試
名前だけでも難しそうなテストですが
全国の中高一貫のライバルと比較。
楽しそうですね。