昼食を終えて、コーティングされたFREED+に乗り込む瞬間って、なんだか小さな解放感がある。
しかも今日は“勝手にBiscatsまつり”。The Biscatsのカバーが車内に流れて、自然と気分が上向いていく。
ほんの短い移動でも、好きな音楽があるだけでドライブになるから不思議だ。

向かった先は、築24年の緑の屋根診療所。
ここに来ると、身体だけじゃなく心までほぐれていく。
ホットパックを4枚も貸してもらって、じんわり温泉みたいなぬくもりに包まれたとき、
「ああ、今日もここに来られてよかった」と思った。

その温かさをまとったまま、いつもの“うつ伏せでの前伸ばし”へ。
先週の痛みは消えていたのに、先生は丁寧にコリを探してくれる。
まるで魔法の手。触れられるたびに、身体が「そこだよ」と応えていく。

続いては内転筋の奥をしっかりほぐす“治療”の時間。
担当療法士さんのお腹を足で押して立位のイメトレをしたり、
顔に膝を近づけたり、筋トレをこなしたり。
「理想はkazueのトレーニング」と思いながら、今日も自分のペースで積み重ねた。

そして最後の立位練習。
机を使って、「前屈して、お尻を突き出して、自分の足で身体を支えるんだよ」と教わる。
親父さんにも支えてもらいながら、足にしっかり体重を乗せる。
その結果——5回立つことができた。

体重57kg。
でも、今日の“できた”は、その数字よりずっと重みがある。

作業療法士さん、理学療法士さん。
いつも丁寧に向き合ってくれる皆さんのおかげで、
一歩ずつ前に進めている。
本当に、頭が下がる思いだ。

今日のこの積み重ねが、また次の“できた”につながっていく。
そんな予感がしている。