12時半すぎ。
わらしべの家・第1作業所での昼食を終えて、コーティングされたFREED+に乗り込む。
車内では、俺の“勝手にBiscatsまつり”の一環としてThe Biscats(Cover)が流れていて、ちょっとしたドライブ気分だ。
向かったのは、築24年になる緑の屋根診療所。
ホットパックを4枚も貸してもらい、まるで温泉に浸かったような心地よさに包まれる。
その温かさのまま、通い始めてからずっと続けている“うつ伏せでの前伸ばし”へ。
「先生、1週間前から右を向いて寝ると、左太ももあたりがつるんです」
そう伝えると、すぐに検証が始まった。
「亮太さん、お尻に力を入れずに足で立とうとすると、大腿筋膜張筋が張るんです。
ここが張ると内転筋を使いすぎて、股関節が硬くなる。悪循環ですね。
力を入れるのは“お尻”。外ももをほぐしてから寝てください」
なるほど、と腑に落ちる説明だった。
その後は“治療”として、内転筋の奥をしっかりほぐしてもらう。
担当療法士さんのお腹を足で押して立位のイメトレをしたり、顔に膝を近づけたり。
筋トレもこなして、「理想はkazueのトレーニング」と思いながら、今日も自分なりにがんばった。
リハの最後には、机を使って立つ練習。
「前屈して、お尻を突き出して、自分の足で身体を支えるんだよ」
そう教わりながら、親父さんにも支えてもらい、足にしっかり体重を乗せてみる。
結果、5回立つことができた。
体重は57kg。数字以上に、今日の“できた”が嬉しい。
作業療法士さん、理学療法士さん。
いつもていねいに向き合ってくれる皆さんに、心から頭が下がる。