先日参加した“オーガニックマーケット@川の家”

オーガニックと称すだけあって、

並んでいるモノや並べているヒトには

一癖も二癖もあった。



無添加の食材を使った飲食ブースはもちろん、

自家栽培した綿花から糸をつむいで布を織るヒトや

見たコトのない楽器を奏で聴かせてくれた西アフリカ音楽のライヴ。

その他印象的な面々が会場を埋めた。


そのそれぞれの生きるコトや暮らすコトへの実直さをひしひしと感じた。

健康でまっすぐに生きたいという想いがヒトやモノにあふれている。



ここで言うオーガニックとは

「国規定のJASを指すだけでなく、自然・純粋・大地の恵みを総称して指すもの」

(オーガニックマーケット主催者談 抜粋)

である。




日本のみならず現代社会において大量消費される食品や商品には、

添加物など本来ヒトには無用の物質が少なからず入っている。

その多くは摂取量や含有量によってヒトに悪さをするのだ。

日本でもある程度の規制はあるものの、

欧米諸国や食品のずさん管理に枚挙に暇のない某国ですら

使用を禁止されている物質が、

我が国日本では規制されていない所を鑑みると

規制を施行している国が守るべきは、

民ではなく営利団体であるコトが透けて見える。


利益追従、経済至上主義の大量消費文化の弊害であるといえよう。

気にしだすと食べられるモノは、ホントになくなる程に蔓延している。

普通に暮らしているだけで、いらないモノまで摂取しなければならない時代だ。




そういうわけもあって、真にオーガニックな生き方というのは、

ともすれば、現代の社会において非常に生活しづらい。

わたし自身、ないと生きていけない程コンビニに癒着していて

皆様に

「オーガニックな生き方をしたいネ。」とこの文を書きながらも、

カップ麺をすすり、おにぎりのフィルムをめくっている。




それは兎も角、

基本的にヒトは健康な体で健全に生きたいと願うものであろう。

このイベントで

オーガニックに生きるヒトたちと

そういう健康で健全なモノや価値を共有するコトができた。



山本家具製作でも

木という自然素材を使ってヒトに優しいモノづくりを心掛けている。

そうしてできた山本家具製作の製品を

使ってくれるヒトの日々の暮らしが健康で心豊かなモノになるのなら

そんなに嬉しいコトはない。