小森陽一『お墓参り』

低気圧が日本各地を荒らしまわった連休明け、我が家は叔母さんのお墓参りへと高知に旅立ちました。あまりの強風に飛行機が飛ぶのか心配になりましたが、なんとか、いや、立派に飛んでくれました。

これまでに何度か足を運んだ竜馬記念館から桂浜をパシャリ。
「海も世界も大荒れぜよ」
竜馬ならそう言いそうな景色、戦争や気候変動で狂いつつある世界の一端が眼下に広がっておりました。

叔父さんや従弟夫婦に子供達と再会し、一緒に会食。写真を撮り忘れるくらいに美味しいカツオのたたきをたらふく食べました。子供達も三年前より大きくなっていて、時の経つのを感じます。あと、こっちが老けていくのも……苦笑

翌日は一転して晴天へ。１１月とは思えない日差しと気温にＴシャツでうろつき回る僕なのでした。

モネの絵の世界を再現した北川村のマルモッタン、そりゃもう美しい場所でした。沢山の草花が咲き乱れ、虫たちも大喜び。本当に１１月とは思えない景色が広がっておりました。

前回、訪ねそこねた岩崎弥太郎生家にも足を運びました。雲一つない青空の下、弥太郎さんの銅像が遠くを見ておりました。お前もまだまだ頑張れと勝手に背中を押されているような気分になりましたよ、はい。

お墓参りという名目で楽しい時間を過ごしに行ったような感もありますが、叔母さんは優しくて賑やかなことが好きな人だったので、これも喜んでくれたのではないかと思います。

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