広島へ | 小森陽一オフィシャルブログ「一期一会」Powered by Ameba

広島へ

今も先日のG7サミットの熱気が残る広島へ向かいました。御恩のある方の偲ぶ会に出席する為です。


まだ「海猿」というタイトルではなく、仮のタイトルとして「七管の海」とノートに書いていた頃のこと、僕はその方と福岡海上保安部にて出会いました。近藤英昭さん、声が大きくて、広島弁で、茶目っ気のある人、でも、正直、怖かったな。曲がったことをすればこの関係はガラガラと崩れる。常にそれを感じていたから――。でも、お亡くなりになるまでお付き合いは途切れることなく続きました。それは自分にとっても誇らしいことの一つです。

近藤さんからは『取材すること』のスタンス、肝を学びました。最初、「用がある時だけ来るな」と言われてビックリしましたもん。つまりは自分の必要なこと、必要な時だけ相手を利用しようとするなということです。しっかりと相手に寄り添って通じ合えということを深く叩き込まれました。
近藤さんがいなかったら「海猿」はあんなに豊かな物語はならなかった。それは間違いありません。乗りたいとお願いすればなんども船に招き入れ、話を聞きたいと言えば徹底的に付き合ってくださり、時には海保の方のみならず新聞記者さんまでも呼んで僕の疑問や想いに応えてくださいました。


祭壇の側面には近藤さんの足跡が飾ってありました。その中に僕との写真や当時対談した時の新聞記事なども置かれていました。僕にとっては当然ながら、近藤さんにとっても大切な想い出の一つだったのだとあらためて知りました。

なかなか広島に行けずに申し訳ありませんでした。会場にいる時、天国から「用がある時だけ来るな」と言われているような気がしておりました。まだまだダメですね。
これからも教えられたことを守って懸命に動きます。見守っていてください。



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