THOR LOVE AND THUNDER | 小森陽一オフィシャルブログ「一期一会」Powered by Ameba

THOR LOVE AND THUNDER

ポスター見てはっきり分かった。ソーってラオウなんだな。「我が生涯に一片の悔い無し!」ドーン!みたいな感じ(笑)


明るくていいな、ソーは。バカだけどちゃんと優しいし、頼り甲斐のあるアニキキャラ。そう見えるのはソーを演じるクリス・ヘムスワースによるところが大なんだと思う。顔はカッコいいし、筋肉ムキムキ。ただしバカって感じ。女子版「ゴーストバスターズ」もそんなキャラで登場してた。日本でいうところの伊藤英明くんに近い。そういや彼はケンシロウっぽいのCMでやって「デオウ!」とか言ってるな。ついこの前も「カッペイ」とかやってたし(笑) どちらも憎めない感じがいい。

ソーも単体で四本目。神様の映画がシリーズで四本ってほんとに凄いことだ。今回、二代目ソーになるのが元カノのジェーン。ナタリー・ポートマンが派手な衣装着て暴れるんだから堪らない。ほんと、絵になるよね~。でも、彼女がソーなったのには深い理由があって、ラストは切ない。でも、これがベタっと悲しくはない。引き摺らない涙とでもいうのかな。ソーのキャラに救われる。


そんでこの人。神殺しのゴアを演じるのはクリスチャン・ベール。もうね、化け物だよ。全然別人に見えるもん。何と比べてといえないくらい変化が大きい。バットマンはもちろんチェイニー副大統領やレーサーのケン・マイルズなどなど。古くは「太陽の帝国」の主人公だからね~。ほんとに演技の化け物。自分殺しのベールという感じ。


ソーは深く考えずにノリで愉しむ映画だ。監督がまさにそういう人だから。タイカ・ワイティティ、キャラ立ちが凄い。顔からして冗談みたいな人。日本でいうところの三谷幸喜を100倍くらいウザくした感じだ(笑) あらためて「バトルロワイヤル」を観直してみようかな。当時の僕はちょっと小難しく考えるところがあったからノレなかったんだよね。今だときっと楽しめそうな気がする。

何も考えず、まっさらに愉しむ映画。夏にピッタリだ!



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