観猿・読猿・書猿 | 小森陽一オフィシャルブログ「一期一会」Powered by Ameba

観猿・読猿・書猿

なんだこのサブタイトル、「海猿」の親戚か?と思われた方もいるでしょう。実はこれ、僕の雑記帳のタイトルなんですよ。映画やドラマだけでなく舞台や展覧会などで観たもの、マンガから小説、参考書まで手当たり次第に読み散らかしたもの、それらの写真をベタベタ貼ったり感想を書いたりしています。元ネタは当然「見猿・言猿・聞猿」ですが、それを自分なりに当てはめたらこうなったという事です。

学生さんと向き合うようになったからか、「どんなものを観たり読んだりされますか」と尋ねられることも増えてきました。難しいものや高尚なものに触れているワケではなく、ごくごく身近なものに手を伸ばしております。そんなものでも発想やヒントの足しになればと、雑記帳のweb版というイメージで書いてみたいと思います。

「屍人荘の殺人」


原作は友人である今村くん。もちろん映画は本とは別物になっているとよ~く分かってます(苦笑) 果たして――全編、浜辺美波さんのプロモーションでした。浜辺さん推しは悶え死ぬこと間違いナシでしょう(僕も虜にされそうでした……)。ゾンビものなのに随分とポップに仕上げられていて、ホラーが嫌いな人でも安心して観れます。

「ヒックとドラゴン3 聖地への冒険」


一作目は劇場で観ました。しかし、二作目は日本での公開はナシ。ということで輸入もののBlu-rayを買いました。完結編の三作目は再び劇場公開。これ、どうなってんの? 
あのへなちょこだったヒックが実に立派になりました。髭面も似合ってるし。ラスティも強くて優しい女子になったし。結末は寂しいけれど当然ともいえるもの。納得の締めくくりです。トゥースの唾ってどんな匂いがするんだろう?ずーっとそれが気になってます(笑)

「映像研には手を出すな」


月スピに連載されてる作品。なんじゃこのタイトル?と連載当初、引っ掛かったのを記憶してます。原作は大童澄瞳氏、そんでもってアニメがNHKでスタートしました。監督は「夜明けを告げるルーのうた」の湯浅監督。もう、テーマ曲から最高ですな。しかも声がまたいい。主人公の浅草(閣下)みどりを演じるのは女優の伊藤沙莉さん。「ひよっこ」の米屋の娘や「これは経費では落ちません」も良かった。あの独特のハスキーボイスに目をつけた湯浅監督はやはりセンスの塊。
ちなみに実写映画も公開予定だそうですが……僕は興味なし。あのキャスティングはないっス。

「芸術闘争論」


幻冬舎文庫から。著者は村上隆氏。
最新作のスターウォーズ9にカメオ出演したことでも話題の村上氏が、日本のアートシーンが世界に取り残されているワケをビシバシと指摘してくれてます。めっちゃくちゃ面白い。でも、指摘するだけじゃなくてちゃんと立ち上がれ、行動せよ!と促している。実に愛のある著書です。 
これ、アートを日本映画に置き換えて読むこともできる。まったくもって当たってる。立ち上がって行動しないとほんとに取り返しがつかなくなる!



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