マニアックな夜 | 小森陽一オフィシャルブログ「一期一会」Powered by Ameba

マニアックな夜

昨日、TBSラジオ『たまむすび』を聴いた人はご存じのことだと思う。雛祭りそっちのけで、それはそれはマニアックな夜が訪れた。

博多大吉くんと初めて会ってから何年になるだろうか? もしかすると10年くらいになるのかもしれない。昨年の暮れ、『THE MANZAI』で華丸大吉が優勝した。
貫禄の優勝だった。きっちりと、話芸という技で栄冠を手にした二人が誇らしかった。
僕はおめでとうメールと一緒にそのお祝いをしようと提案した。すると、大吉くんから返信がきた。「場所は怪獣酒場でお願いします」と……。また、マニアックな店を指定してきたなぁと苦笑いした。



川崎駅の側にある怪獣酒場での大吉くんのはしゃぎっぷりは一見の価値があった(笑)
そこにいたのは円谷プロのKさん、そして、フジアキコを演じた桜井浩子さんだったから。テーブルに着くや、いきなり僕の前に置かれた箸置きを見て、「先生、僕のと交換してください」ときた。「ギャンゴが一番好きなんです」僕の目を真っ直ぐに見て言う。本気の目だ。もちろんあげました。そりゃ、あげないワケにはいないでしょう……笑



普通は飲んだり食べたりしてるとテンションも落ち着いてくるが、大吉くんの興奮度は上がり続けた。無理もない。出てくるお酒も料理もすべて怪獣や星人がもじられているものばかり。ツインテールのエビフライ、ナースのソーセージ、酔っ払い怪獣ベロンの「ベロンベロン・ボンバー」にいたっては、テキーラ入りのビールだ。ご馳走な上に、マニア心をくすぐるスパイスが効いてるワケだから、そりゃヘンにもなるわな。





誕生日月の人しか入れないメトロン星人の小部屋にいたっては、その最たるものだった。ちゃぶ台を挟んでメトロン星人と向かい合う博多大吉の画だけでも笑えるのに、今年一年の野望を書けと渡された短冊に、しれっとした顔で「特にありません」と綴った時にはおかしくて腰が砕けそうになった。





その後、野郎だけで都内に戻り、バーで待っていた小学館の担当Kと合流した。大吉くんもやはりマンガ好きである。ホンモノの小学館のマンガ編集者を前にすると、抑えきれない愛と思いが吹き出した。そんな最中、やってきたのは俳優、綾野剛だ。
大吉くんと剛くんとは一度番組で共演したことがある。しかも、どちらも好印象を持っていた。それをお互いから聞いていたので、サプライズの場を設けた。

マジメな話をしたかと思えば爆笑ネタに切り替わる。その連続。そりゃもう夜も深くなりますよ……。しかしこの二人、揃ってしまうと僕をイジリ出すことが判明した。こうみえて僕はドジだ。実はこの日も、僕が渡した剛くんへの誕生日プレゼントの件で、大いなる凡ミスが露見したばかりだった。それを全部ネタにして、二人してズンズン攻めてくる。そりゃもう実に的を得たことを言ってくる。反論するがまったく歯がたたない。終始、イジられっ放しだった……。今後、この二人を一緒にすることは考えた方がいいな……(笑)



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