線はその人を表す
「名は体を表す」というコトワザがある。名前は、そのモノやそのヒトの実体をよ~
く表しているという意味である。ところで、線もまたそんな気がする。特に、描くことを生業にしているヒトの線。細さ、太さ、振り回し方、滑らかな滑り方……。そこら中にそのヒトが如実に表れている、そんな気がする。
成田亨さん。ガラモン、カネゴン、バルタン、そしてウルトラマン。誰もが知っている怪獣やヒーローの姿をデザインされた。そんな成田さんの画、昔から特徴的だと感じていたのは手の表現だ。どれも「グー」のカタチに描かれている。先日、奥様のお話を聞いてハッとした。成田さんは子供の頃の火傷がきっかけで、手が不自由だったそうだ。本人がデザイン画を描く上で、どれくらい意識をされていたかは分からないが、僕の意識は不思議と「手」に向かっていた。知らず知らず、そこに強い拘りを感じていたのかもしれない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/e7/4a/j/t02200293_0480064013219836836.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/77/03/j/t02200293_0480064013219836988.jpg?caw=800)
横山宏さん。言わずとしれたマシーネンクリーガーやゾイドのデザイナーさんだ。最近、FBでやり取りをさせていただいている。まったく幸せな時代になったものだ(笑)アップされるご本人の写真や届けられるメールの文体は真っ直ぐ伸びやかで、どれも笑顔に溢れている。でも、線はこの通り緻密だ。とても繊細な側面をお持ちなんだと思う。メカももちろんカッコいいが、僕はササッとラフに描かれた画に、線に、たまらない魅力を感じている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/ed/b3/j/t02200293_0480064013219836989.jpg?caw=800)
繊細といえばこちらの方もそうだ。同じくFBで知り合ったデザイナーの今村誠也さん。年賀状をいただいたのだが、その細かく、緻密な線に彩られた画に妻と娘が絶句した……。これは飾っておくべきだと主張してきた(笑) もちろんだ。今村さんはFBで写真も公開されている。鳥や花や自然物に向けられる視線がまた、とても繊細で美しい。実線もそうだが目線もまたその人を表すような気がする。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/05/ae/j/t02200293_0480064013219836990.jpg?caw=800)
最後にこの人、藤堂裕。誰しもが「上手い」と口を揃えて言うマンガ家。線も自由自在、色使いもまた自由奔放。ハチャメチャと折り目正しさが絶妙に同居している彼だからこそ、この画が描ける。だから僕もまったく躊躇なしで物語をぶつけられる。今ならなんでも、どんな展開でも描いてくれるという信頼感がある。ちなみにこの画は、今月発売の最新16巻の表紙だ。宣伝をきっちりブチ込んでくる僕の文体もまた、僕のイヤらしい性根を表している……と思う(苦笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/1a/da/j/t02200312_0509072113219837069.jpg?caw=800)
▼公式ウェブサイト
http://www.y-komori.net/
▼小森陽一プロダクト ウルトラマンガレージキット
http://www.y-komori.net/garagekit/
▼Facebook
https://www.facebook.com/yoichi.komori67
く表しているという意味である。ところで、線もまたそんな気がする。特に、描くことを生業にしているヒトの線。細さ、太さ、振り回し方、滑らかな滑り方……。そこら中にそのヒトが如実に表れている、そんな気がする。
成田亨さん。ガラモン、カネゴン、バルタン、そしてウルトラマン。誰もが知っている怪獣やヒーローの姿をデザインされた。そんな成田さんの画、昔から特徴的だと感じていたのは手の表現だ。どれも「グー」のカタチに描かれている。先日、奥様のお話を聞いてハッとした。成田さんは子供の頃の火傷がきっかけで、手が不自由だったそうだ。本人がデザイン画を描く上で、どれくらい意識をされていたかは分からないが、僕の意識は不思議と「手」に向かっていた。知らず知らず、そこに強い拘りを感じていたのかもしれない。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/e7/4a/j/t02200293_0480064013219836836.jpg?caw=800)
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横山宏さん。言わずとしれたマシーネンクリーガーやゾイドのデザイナーさんだ。最近、FBでやり取りをさせていただいている。まったく幸せな時代になったものだ(笑)アップされるご本人の写真や届けられるメールの文体は真っ直ぐ伸びやかで、どれも笑顔に溢れている。でも、線はこの通り緻密だ。とても繊細な側面をお持ちなんだと思う。メカももちろんカッコいいが、僕はササッとラフに描かれた画に、線に、たまらない魅力を感じている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/ed/b3/j/t02200293_0480064013219836989.jpg?caw=800)
繊細といえばこちらの方もそうだ。同じくFBで知り合ったデザイナーの今村誠也さん。年賀状をいただいたのだが、その細かく、緻密な線に彩られた画に妻と娘が絶句した……。これは飾っておくべきだと主張してきた(笑) もちろんだ。今村さんはFBで写真も公開されている。鳥や花や自然物に向けられる視線がまた、とても繊細で美しい。実線もそうだが目線もまたその人を表すような気がする。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/05/ae/j/t02200293_0480064013219836990.jpg?caw=800)
最後にこの人、藤堂裕。誰しもが「上手い」と口を揃えて言うマンガ家。線も自由自在、色使いもまた自由奔放。ハチャメチャと折り目正しさが絶妙に同居している彼だからこそ、この画が描ける。だから僕もまったく躊躇なしで物語をぶつけられる。今ならなんでも、どんな展開でも描いてくれるという信頼感がある。ちなみにこの画は、今月発売の最新16巻の表紙だ。宣伝をきっちりブチ込んでくる僕の文体もまた、僕のイヤらしい性根を表している……と思う(苦笑)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150216/13/komori-yoichi/1a/da/j/t02200312_0509072113219837069.jpg?caw=800)
▼公式ウェブサイト
http://www.y-komori.net/
▼小森陽一プロダクト ウルトラマンガレージキット
http://www.y-komori.net/garagekit/
https://www.facebook.com/yoichi.komori67