うひゃひゃのぐー

「Ｓ」のロケ現場にユンケルを差し入れした事がある。スタッフ、キャストの苦労に少しでも報いろうと考えたからだ。この時、剛くんからお礼の写メが届いた。ユンケルを持った伊織と香椎隊長。南朋さんのまるでＣＭのような目線に大爆笑した。梶尾と伊織のツーショット。ぼーっとした剛くんの隣で満面の笑みを浮かべる努くん。これまた大爆笑。極め付けは一號の変顔。理知的な理くんがこんな顔をするのかというカエル面。これは笑うを通り越して思わず二度見した。もしかするとユンケルに何か混ざっていたのかもしれない（笑）

先日、平野監督から燃料が届いた。「Ｓ」が終わっても「Ｓ」を書き続けている僕に報いる為との事だった。監督の地元の酒、出雲の冷酒だ。これが美味い！　夕食のお相伴にと飲み始めると止まらなくなった。やたらと口が回り出し、普段ならやらないギャグを飛ばして家族に失笑され、ついにはリビングの床でダウン……。もしかするとお返しに監督が何か仕込んでいたのかもしれない（苦笑）

実は日本酒を飲むとこうなる。量は沢山飲めないのだが、やたらと相性が良い。うひゃひゃとハイテンションになって、やがてぐーと寝込む。だから、あまり日本酒には手を出さないように気をつけている。迷惑になるから。

先日、石川県小松市にある航空自衛隊小松基地に取材に行った。年内にパート２、パート３と続けて刊行される「天神」の取材だ。小松市といえば北陸、北陸といえば日本酒である。二件目に移動した先で日本酒が出た。いつかは来ると思っていたが……。じゃあちょっとだけとセーブをして飲む。う、美味い！　また飲む。注がれる。更に飲む。この繰り返し。酔拳の如し、飲めば飲むほどテンションは高くなっていく。この状況をアフターバーナーよろしく加速させたのが、小松名物エイの炙り。網の上で適当に炙って食べる。香ばしさがパッと口の中に広がる。これはもう日本酒の友、最高の逸品だ。





宿に帰るとぐー。文字通り、即就寝した。一分くらいしか経ってないような気がしたけれど、ちゃんと数時間が経っていた。だが、昨夜の会話の内容は、半分ほどしか残ってない。酔いが覚めると同時にどこかへ消えてしまった。そして今も、二次会で飲んだ日本酒の銘柄が思い出せないでいる。

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