行政書士試験の5肢択一(短答式)問題の出題形式は主に次の3種類があります。
出題形式の特徴と難易度を自分なりに解釈してみました。
難易度は3種類の中での相対的な評価です。
①正しい肢(または誤っている肢、以下同様)を一つ選ぶ問題
・一番オーソドックスな問題で一番多く出題されます。
・正解の肢が見つかった段階で、後続の肢を読まなくてよいので解答する時間の節約になります。
・難易度:中
②正しい肢の組み合わせを選ぶ問題
・解答群の組み合わせ次第で難易度を易しい方向に調整できますので、出題科目の難易度調整に使われることが多いです。組み合わせ問題が多い場合は、受験者の平均点が上がります。
・最低2つの足の正解がわかれば解けるという消去法が使える場合があります。
・難易度:易(消去法が使える場合を考慮)
③正しい肢の個数を選ぶ問題
・すべての肢を読む必要があり、すべての肢の正誤を判断できないと正解にたどり着くことができません。
・出題科目の難易度調整に使われることが多いです。個数問題が多い場合は、受験者の平均点が下がります。
・難易度:高
正しい肢を選ぶ問題と誤っている肢を選ぶ問題について
・正しい肢を選ぶ問題
その肢の文章の全体が正しい場合に「正しい肢」になります。
・誤っている肢を選ぶ問題
その肢の文章の一部でも誤っている場合は「誤りの肢」になります。
よって誤っている肢の方が判断しやすいです。
・正しい肢を選ぶ問題と誤っている肢を選ぶ問題をランダムに並べることにより、解答ミスを誘ってきますので要注意です。