今、気になっていることとは…。 | 上咽頭がんとの共存…。komontamontaのnewblogより

上咽頭がんとの共存…。komontamontaのnewblogより

上咽頭がんステージ4。局所再発含め約4年が経過。闘病から共存へ至った今の思いを綴ります。

今、(少しだけ)気になっていること。

それは、上咽頭がんに伴う症状や後遺症。三叉神経障害と開口障害。

上咽頭がん自体、発症率が10万人に1人といった比較的稀ながんだから、馴染みのない言葉かもしれない。

 

まず、三叉神経障害とは、脳神経の一つである三叉神経が(がん細胞により)その働きの一部を抑制され、その神経支配領域の痺れや痛みを引き起こすことを指す。自身の場合は、上顎、頬、口腔内の痺れや違和感、咀嚼時の噛み合わせの悪さ、呂律が上手くまわらないなど。


ここに開口障害(口が余り開かない)が加わり、咀嚼に必要な顎の可動域が得られず、食事に対する疲労感が大きくなる。

以前から生じる放射線治療の後遺症(唾液分泌量の低下)も重なるため、嚥下に影響(誤嚥に至ることも…)も。


結果、現在は、口に含む食材を少なくした片側だけでの咀嚼にとどめ、(誤飲に備え)水分を多く含み、休憩を交えた食事としている。

 

以前のブログにも記載したと思うが、美味しいという意味は、食材の味のみならず、その環境や季節感、雰囲気、自身の体調などを含めた総称(勝手に定義しているが)。自身も、先に示す問題に伴い、美味しいといった環境をどう整えるかを意識する。自身の好きなパンやおにぎりも開口障害伴うため、極力、その厚みを潰しながら口に食材を運ぶよう心掛ける。その他のメニューにおいても、無論、食材を小さく刻みながら。


仕方ないことだが、少々、不便を感じる。「気になっていること」と題したが、実際、そこまで感じるに至らないが。気にしても仕方がないというか、それに従い、淡々とというか。


でも、食事は楽しい。美味しいということに幸せを感じる今日この頃。


なので、結果としては、余り気になっていないことになるのかな…。何てな。