令和6年が明け、人生50周年を迎えた。
色々あった。いい事も悪いことも。
いい人生の歳月を重ねたのかなと、つくづく感じる。
しかし、この数年はがんに悩まされた。
がんと診断を受けたのは46歳の時。
未だこの頃は、他人事として捉えていた自分がいた。大した事ではないと。治療さえすれば、治るものだと。
副作用は強かったが、仕事復帰するまでに体調も回復した。無論、がんだから完全とまでにはいかないが、寛解はした。深刻に捉えることはなかった。でも、再発し…。
病気をしたことで、沢山の収穫もあった。
人に支えられて生きているんだいうことを多く学んだ。患者としての気持ちも。気持ちが病むという苦しさ、孤立感、受容するという苦しさ。
何が言いたいのか、
自身は闘病したという感覚にはないという事。
無論、闘っていないわけでは無いが。
でも、どこか他人事である自分がいる。
ここまで、苦しいという感覚を嫌というほど味わったのに。闘病であるとは認識せず、自身のなかではひとつの出来事、一場面、少しだけ他人(ひと)とは違った生活、人生であるという感覚なのか。未だに自身でもわからない。
何てな。