初めまして。 | 上咽頭がんとの共存…。komontamontaのnewblogより

上咽頭がんとの共存…。komontamontaのnewblogより

上咽頭がんステージ4。局所再発含め約4年が経過。闘病から共存へ至った今の思いを綴ります。

初めてブログを書きます。

私は某県内で理学療法士をしています。今は、各種業務の補助といった所ですが。

 

ブログを始めたのは、自分の「ツレ」からの勧め。

(ちなみに、ちょっとしたトラブルで、一度退会してしまいましたが…。)

 

自身が健康だった頃、自分は余り周囲との関係性を多く持たなかった感がありました。勿論、仕事仲間との関係性はあったけど余り多くはなく、あくまでも仕事優先でのお付き合い。悩みを打ち明けるような存在は居なかった気がします。友人と呼べる者も…。

 

でも、この約3年間で自身は多くの学びを得ます。きっかけは、自身が発症した病気の存在でした。

 

2020年6月。私は「上咽頭がん」を患います。約3ヶ月にわたる化学療法や放射線治療を施し、1度は寛解を示すも2021年11月に再び発症。その後、約半年間にわたる化学療法や外来に切り替わっての同療法の継続に取り組むも改善せず。現在は、服薬での抗がん剤治療を継続しています。一時、光免疫療法といった放射線治療やその他治療法を検討するも、自身のがんの位置からは対象とはならず。医師からは、がんが消えることはないとの告知。末永く上手く共存できる日々を…とのことでした。

 

ここまで治療を続けたこともあってか、がんに伴う症状や治療に伴う副産物も多々存在します。おかげで、今では杖での生活に。でも、自身の治療に一生懸命取り組んでくれた担当医には感謝。患者の目線に合わせ対応しようとする姿に、今でも感激します。大学病院の医師だけど、どこか泥臭い町医者といった感じ。話をするだけで気持ちが安堵する。不思議と。

 

病は気から。気持ちが落ち着くだけで痛みは小さくなります。

 

おかげさまで、仕事に従事する毎日は送れています。なかなか充実というまでには至らないけど、自分なりの時間は過ごせている。でも、仕事に再復帰してのこの1年半は本当に辛かった。「現場の実践には入れないけど、せめて今までやってきたポジションの仕事をしたい」といった旨を懇願するも、受け入れられず。当然と言えば当然。不定期にさまざまな症状が自分を襲い、休むこともしばしば。責任ある仕事は任せられないかな。

 

でも、役に立とうと複数の職員から補助的な仕事を様々請け負った。しかし、リハビリの仕事は受け入れてもらえなかった。孤立感を味わった。輪にも入れなかった。心の拠り所が全くない訳では無いが、辛かった。対話する相手が居なかった。

 

ここまでの3年半、この病気を中心とした毎日を送ってきたけど、多くの学びも得た。この目線での生活が自身をそう感じさせたのか、様々な出来事から様々な学びを得たためなのか。自身を客観的に見ること、冷静に自身を見つめることが不思議と身についた。無論、ここまでの道のりが安定していた訳ではない。精神的に不安定に至ることも多くあった。でも、不思議と、冷静に自身をコントロールするということを学び得た。

 

また、周囲の人間と関わる大切さ、自身からコミュニテイを図ることの大切さを知った。自分から行動しないと何も得るものはないと。この年になって、はじめてそう思った。

自分でもよくわからないけど、少しは成長したのかな。そう感じている今日この頃です。