最近、他の部活の様子を顧問が話しているのを、耳にすることがりました。
それは、生徒が叱られたから「辞めたい」と悩んでいるのに対して、顧問が「練習態度が悪いから、(そ部員が)やめればいいい」、というもの。
私は当事者でもないし、その場にいたわけでもないし、その生徒と顧問の人間関係のこともよく知りませんし、なにより、それが冷静な判断からの本音とかどうかもわかりません。
でも、顧問が、『辞めればいい』って口に出して言うのは、よっぽどのことなんだろうな、と思ってしまいました。
それを訊いて思ったことを、自戒の念を込めて、自分のところに置き換えて書きます。
幸いにも私たちの部活に練習態度が悪い人はいません。でも伸び悩み苦しんでいる人は当然います。その生徒を私は前向きにさせて頑張らせることができているか、考えます。
その活動に魅力を感じさせ、もっとうまくなりたいと思わせ、そして、上達のための愛のある叱りを行い・・・
そういう運営を日ごろから行っていれば、たとえその生徒にとって正念場の時でも、こちらがしっかり愛をもって話をすれば、一緒に乗りこえられると思うんです。
「辞めたい」から「がんばりたい」へ。顧問としては「がんばらせたい」。
顧問は部員のために動きます。部員が顧問のために動いているのではないです。
ここを勘違いしないように、部活動運営をしていかなければなりませんね。
原因はすべて顧問の運営の力に起因しています。
もちろん学級経営もそうですね。
動きが悪いと感じるのは、自分の運営が悪いのであって、間違っても生徒の質ではない。
そう動かしたいのなら、なぜそう動かしたいか納得させ、そこから遠ければそれを説き、できた時に変化を喜び・・・
話がそれました。私は、基本、学級も部活もそのスタンスは変わりません。
最後まで、生徒のそばで、工夫しながら応援し続ける、生徒のために頑張る姿勢を崩さず行きたいと思います。
もちろん先述の件も、きっと深いお考えがあると思います。千尋の獅子を谷底に・・・というたとえもあり、時としてその姿勢も見習わねばならないと思っています。
結論。どの方の部活動も、みな、勉強になります。