今日はとにかく、富士山の画像を胃もたれするくらいお届けしよう。
というのも先日、我が郷土静岡県が誇る景勝地・日本平に登って来たのだ。
「登って来た」と言うからにはもちろん、その行程のほどんどを自分の足で稼いでいる
「日本の観光地100選」にも選ばれ、数々の文芸家たちにも愛されたこの山は、南側(駿河湾側)からだと傾斜がキツいが北側からだと近所の小学生が遠足に行くぐらい緩やか。
その北側からハイキングに出発だ。
日本平には複数の登山ルートがあるが、今回は「馬走(まばせ)ルート」を選択する。
直ぐに茶畑が広がるTHE 静岡な景色。
現在朝の8時前、茶畑から立ち上る朝靄が風情を醸し出している。
お茶の木は結構匂うので、茶畑に入ると独特の青臭さがする。
静岡県民の7割には懐かしい匂いだ(多分)。
一般の方はなかなか見る機会がないであろう、これがお茶の花
どーでも良い情報だが、私の出身幼稚園の園歌の歌詞にも出てくるくらい、静岡県民には馴染の花である。
茶畑の小道を過ぎると、そろそろ本格的なハイキングの開始である。
今までは舗装された道を通ってきたが、ここからは山道だ。
でもそこは小学生でも余裕で登れる日本平、人気のハイキングコースということもあり丁寧に整備されているし。
30分も歩けば再び舗装道路に・・・チョロいなぁ
景勝地なので会社の保養所や研修所が点在している。半分廃墟だけど。
出発してから1時間半余りで日本平に到着です!!
写真撮影している私が反射して写ってます
写真を撮った時は紅葉シーズンでした。
さて、この日本平に最近できた注目の場所がある。
それが「日本平夢テラス」。
既に1度来たことがあるが、ここから眺める富士山はそれはもぅすんばらしぃのである!!!
・・・と言いたいのだが、正直365日24時間いつでも好きな時に富士山を眺められる地元民としては
「まぁ、うん。確かにいいよね」
ぐらいが正直な感想である。
土産物屋の先に見えてきたのが、その夢テラスだ。
ここの素晴らしさは富士山がキレイに見えること、新国立競技場をデザインした隈研吾氏の事務所が設計したこと。
そしてなにより無料で入れることである。
9時の開園時間まであと2分という絶妙なタイミングで到着。
中はこんな感じだ。
さすが隈研吾氏!的な、(静岡県にしては)シャレオツな内装である。
日本平の歴史や文化について解説している1階・・・はスルーして、一気に展望テラスのある3階へ階段を登る。
テラスの富士山正面からの景色がコチラ。
う~~ん、現場で見ると結構感動するのだが、写真だと富士山が少し小さいか
アップにしてみよう。
ハイ、ドーーーン!!!
1年で一番美しい、雪化粧した富士山だ。
さっきは
「まぁ、うん。確かにいいよね」
などと言ったが、何度見ても飽きないのが富士山である。
富士山は見る地域(県市町)によって姿を変えるのだが、静岡県民と山梨県民なら見ただけで
「あ~~コレは○○方面からね」
と大体の撮影場所が分かることが多い。
そして最後には
「でもウチから見る富士山が一番きれいだけど」
と言ってケンカになるのだ(静岡&山梨県民あるある)。
そして御多分に漏れず、私もこの角度(宝永山は向かって右ね、右!!)の富士山が日本で一番美しいと信じている。
テラスの様子はこんな感じ。
さて、この後は周辺をブラブラするとしよう。
この夢テラスにはこれまたシャレオツな回廊があって、そちらからの景色もなかなかなのだ。
回廊からも富士山が見える。
静岡県の県庁所在地・静岡市中心部を臨む。
私の現在の職場もこの中にある・・・明日は出勤かぁ、と考えただけで胃痛がぶり返し全てをブチまきたくなる
コチラは南方向、駿河湾側だ。
右下に見えているのはロープウェイ乗り場。
ここから南斜面の途中にある国宝・久能山東照宮まで結んでいるのだ。
久能山は家康さんが最初に葬られたところでもあり(日光じゃないよ!こっちが先!)おススメスポットだが、ロープウェイを利用するのは上流階級か観光客。
私を含め地元の参拝客は1,159段(いちいちごくろうさん)あると噂の南斜面の階段を、汗水たらしの登るのだ。
木材をふんだんに使用した回廊に映る私の影。
1周回って戻って来た。
この角度は広報なんかにも時々使われる「映えスポット」なのだ。
回廊を下から見る。
組み合わされた木材が幾何学的で、建築って芸術作品だよね~~と思わせてくれる。
ところで、ここ日本平にはもう一か所の富士山ビューな場所がある。
夢テラスから歩いて5分ほど、静岡市が誇る高級ホテルの「日本平ホテル」だ。
ちなみに私は1度だけ、友人の会社が展示会をやった時にお付き合いで入っただけである。
ホテルに宿泊したりレストランでアフタヌーンティーしたり結婚式を挙げたりすれば「富士山ビュー」を余すことなく堪能できるのだが、その財力も時間も結婚相手もいない私がおススメするのは
「いかにも宿泊客の顔をして中庭に入り込む作戦」
である。
まぁ日本平ホテルさんはお心が広いので、私のような小市民1人が広大な庭に入り込んでも摘まみだすようなことはしないだろう。
ご覧ください、この写っている範囲全てがホテルの庭である(真正面の建物がホテル)。
ココから振り返ると・・・
はい、出ました富士山!!!
さらにドーーーーン!!!!!
この絶景を眺めながら、アハハウフフ
とランチしてみたいものである。
ところでこの日、ずうずうしく散策してたホテルの庭の片隅でこんなものを発見した。
日本が誇るアーティスト、THE ALFEEのモニュメントである。
・・・最初誰かのお墓かと思ったよ
なんでもこの庭で、アルフィーが1987年にオールナイトコンサートをやったらしい。
オールナイトも驚きだが、1987年に既に一流アーティストだったアルフィーの寿命も凄い。
折角なので、この手形に私の手を合わせてみる、というベタなことをやってみた。
多分、高見沢さんの手形。
あれ?思ったより小さい??
と思ったが、こんなもんか・・・相撲取りと間違えてねーか、私。