36年経ってもイケメンハリウッド俳優はやっぱりキラキラしていた件 | komomo日和

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遅ればせながら映画『トップガン マーヴェリック』を観てきた。

友人の息子K君が3回観た、と聞いたので「まぁ仕事終わりに丁度タイミングも良いし、観てやるか・・・真顔」という意味不明な上から目線での鑑賞であったのだが。

 

※フリー素材で映画とは関係ありません。イメージ画像です。

 

結論。

 

メチャクチャ面白いじゃないのロケット滝汗OK爆弾音譜!!!

 

もし迷っている方がいたら、いや迷っていなくても是非映画館の大スクリーンで観るべきである、と金も貰っていないのに推薦しておこう。

※ 以下、多少のネタバレが含まれると思います、多分。

 

押しポイント①とにかくド迫力

戦闘機の映画なんだから当たり前、なのだが、とにかく色んなものが速い!

 

訓練で、教官の主人公”マーヴェリック”(=トム・クルーズ)が生徒たちをボッコボコにする空中戦シーンなんか、カメラワークはコロコロ切り替わるし、機体は一瞬でスクリーンの右から左へ消えてくし、どっちがどっちで何が起きているのかサッパリ分からないしあせる

 

特に後半は緊迫したシーンの連続で観ている方も肩に力は入るわ、胸はドキドキドキドキしてるわ(更年期障害じゃないよ)で、観終わったころにはすっかりヘトヘトになってしまった。

 

こんな迫力のある戦闘シーンは絶対に日本映画ではお目にかかれない。

さすがはハリウッド、金の掛け方もド迫力なのだ。

 

推しポイント②自然な展開のストーリー

ご存じのとおり、この映画の第1作目は随分と昔でなんと1986年。

実に36年振りの”新作”なんだそうな。

 

通常、それだけの月日が流れてしまえばそれはもう”新”作じゃなくて別の映画じゃないの??

と思うのだが、前作へのオマージュも含みつつ、ちゃ~んとストーリーが無理なく繋がっているのが凄い。

 

36年を経て前作から時代も大きく様変わり。

AIの台頭で飛行機の操縦に「人間」は不要、かつてのエリートであった戦闘機乗り達は過去の遺物となりつつある。

そんな中、あえての有人飛行による過酷なミッション。

 

IT社会から取り残されつつある中高年入り口世代としては何とも心強い展開である。

そうなんだよ、なんだかんだいっても最後には義理と人情と人力がモノを言うんだよ物申す!!

 

マーヴェリックが操る機体が、ストーリーが進むにつれて

超最新鋭右矢印現役だけど性能微妙右矢印完全にお蔵入りしていた中古

とランクダウンしていくところも面白い。

そしてその中古機体が「F14トムキャット」ってところが、前作を知っている人なら「ニヤリニヤリとしてしまう憎い演出なのだ。

 

推しポイント③色褪せない主人公

前作の『トップガン』はトム・クルーズの代表作であり、彼が一気にスターダムにのし上がった作品でもある。

この頃の私は10代半ばのピチピチヤングギャル(死語)だったが、当時のトムはそりゃもぅイケメンハリウッド俳優として世の女性たちをキャーキャー言わせた(死語)ものだった。

 

あれから36年、当然彼も歳を取り(なんと60歳!)、立派なオジサン俳優となった。

なのに相変わらず魅力的。オジサンというよりもはや初老に近いというのに還暦俳優の魅力全開である。

ジェニファー・コネリー(彼女も相変わらずの美女っぷり)と堂々とイチャコイてるのも十分鑑賞に耐え得る。

 

想像して頂きたい・・・60の還暦を迎えた日本人のオッサンとオバサンがいきなりスクリーンの中でイチャイチャし始めたらどうなるか。

「えぇ~~いやだわ~~いい年してイヤらしいわ~~~えー

とドン引きダウンしてしまうだろう。

 

そうなのだ、今の日本の芸能界に30年後に全く同じ役を色褪せず魅力的に演じられる役者がどれだけいるか?ということなのだ。

こうした点もエンターテイメント大国・アメリカとの実力差を感じざるを得ないのだ。

 

唯一ダメだった点

唯一、ダメだった点がある。それは鑑賞する側に問題があった。

なんせ久し振りの洋画、最近はもっぱら邦画専門であった。

先日観てきたのも『キングダム2』だったのだ、むふハート(by大沢た〇お)

 

いつの頃からか邦画しか観なくなったのだが、その原因の1つとして

「映画の展開に字幕スーパーを読む速度が追い付かなくなってきたから」

ということがある。

 

特に今回の映画は戦闘機がメインテーマ、当然のことながら画面の中を猛スピードで飛んでいくので、ちょっと字幕に複雑な漢字なんかがあってモタモタしていると場面が変わって「アッ」ちゅーまに取り残されてしまうあせる

 

更には「横文字が覚えられない」問題が。

出てくるキャラクターは殆どが飛行機乗り。

よって本名と「コールネーム」なる二つ名があるので、ピートとミッチェルとマーヴェリックが全てトムのこと、と覚えられたのはクライマックス一歩手前で、「”ルースター”って彼?いや、コッチか」という体たらくだった。

 

この如何ともしがたい動体視力と記憶力の低下があるので、洋画は苦手なのだ。

36年振りの新作ってことは、往時のファンも経年劣化が激しいことをご配慮いただきたいものである。

 

ということを痛感させられるが、前作を知っている人はちょっとノスタルジック、現代の若者には逆に新鮮、という世代を問わず楽しめる良作であることについては、太鼓判をバーーンドンッ!!と押しましょうグッド!!!