元々は気象状態を表した漢字一文字の某Johnny’sアイドルグループに傾倒してブログっていた私だが、彼らの活動休止とともにそちらの活動も休止中。
まぁそれはそれで義務感から解放されて良かったのだが、あれから1年半、なんとなく寂しくなってきたし指先を使わないと痴呆が進行しそうだし。
ということで以前のブログサイトとはシマを変え、今度は万人受けしそうなネタで仕切り直すことにする。
私の持っている万人受けしそうなネタと言えば、そう
ネコだ
アメブロ最初のネタなので、いきなりニッチなネタで責めるよりも無難なところで我が家の家族である4人の保護ネコ達の紹介でもしようかと思う。
【長男:アイ】
別名「黒いイナズマのアイ」。
趣味は日中の野外パトロール(半ノラとも言う)。
2012年8月頃生まれ、今年の夏で満10才の壮年男猫である。
とにかく写真嫌い、スマホを向けると逃げまくる彼の写真は絶滅危惧種のイリオモテヤマネコよりも貴重なので「黒猫なんてみんな同じ」と思わずに鑑賞いただきたい。
6㎏というネコの平均体重をはるかに超えた体躯であるにも関わらず、バッタから小型のヘビまで狩る俊敏な天性のハンター。
近所の野良ネコからは「黒いイナズマ」と恐れられている(であろう)地域のボスネコである。
一方、長男気質のA型(多分)で、生真面目な苦労人。
学生時代は新聞配達のアルバイトで学費を稼ぐタイプである。
生真面目すぎて他のネコ達のいい加減さが許せないらしく、弟達の顔を見るたびに
「ウ゛―――ウ゛―――
」
と威嚇をするので、飼い主からは
「コラ、お兄ちゃんでしょ!!」
と叱責されるのも長男のサガである。
頭が良すぎてしばしば脱走を繰り返し、頭の悪い飼い主たちを疲弊させるのが得意。
【次男:ハル】
別名「おコゲのハル」
2017年4月頃生まれの5才。
我が家の4兄弟で、唯一施設から引き取られたネコである。
通り名の「おコゲ」とは、施設から引き取った子ネコの時には薄いベージュ色で、家族からは
「この子はオトナになったらさぞかし美形になるに違いない」
と一心に期待されていたにも関わらず、みるみるこげ茶色になってしまい「サギ師」呼ばわりされるようになったことに由来する。
【ビフォー】
【アフター】
オマエはホントに同一猫物なのか!?
性格はとにかくマイペース。
ネコ用ジャーキーなどのジャンクフードが好きで、貰えるまではしつこく付きまとってくる偏った根性の持ち主である。
人間もネコも「ザ・雑種」の我が家で唯一外国の血が入っているらしく、透き通ったライトブルーの瞳にこぼれ落ちそうな大きな目とフカフカの被毛から4兄弟一の美形としてしばしば高額な首輪の貢物を受けているが、本猫にその自覚は無い(正にネコに小判)。
【三男:モモ】
別名「超身近過ぎるアイドル・モモ」。
2018年4月頃生まれ、4才。
彼が裏庭に現れたとき、我が家には既にアイとハルという2人の先住ネコがいた。
両親は年金暮らしで安定したサラリーを得ている社会人は私1人というエンゲル係数の高い我が家では、必然的にネコ達の費用の9割5分が私持ちである。
加えて当時人気絶頂だった気象状況漢字1文字の某アイドルグループに貢ぎまくっていた私の生活費に、「余剰」の2文字などあるわけもない。
だが炎天下の7月、焼けつくようなアスファルトの上を痩せた体で彷徨う彼を見て見ぬフリをすることが出来るほど、私と母・シズコは非情になり切れなかった。
↓前述のふてぶてしさがウソのようにあどけなかった頃のモモ
よって「里親を探す」という条件で一時保護したのだったが。
多少の紆余曲折を経て3か月後、彼は晴れて我が家の三男坊に迎えられたのである(ネコあるある)。
なお、名前の「モモ」は次男のハルの名前候補として母・シズコが考えたものを譲り受けたものである(そして私のハンドルネーム「komomo」も彼の名に由来している)。
ハルが来た時にシズコが「「モモ」って(名前)どう?」と提案してきたのだ。
「いや、女の子みたいでしょ」ということでハルにしたのだが、私は密かに心の中で
「「モモ」って可愛いなぁ」と思っていたのである。
このため、3人目のネコに「モモ」と名付けたのだが、母シズコ曰く
「女の子みたいじゃん」
いや、オマエが前回考えた名前だろ!!!
このようにB型の我が母シズコはA型である実子の私を時折プチギレさせるのが得意なのだ。
閑話休題。
モモの特徴は「オマエはマンチカンか!?」とツッコみたくなる短い手足に長い胴としっぽ。
歩こうが座ろうが食事しようが寝ていようが「可愛い~~」の一言で片づけられてしまう彼は、保護直後から「会いたくなくても会ってしまう(何故なら家の中でひたすらゴロゴロしているから)身近過ぎるアイドル」として我が家のネコの人気の頂点に上り詰めた。
そう、四男が来るまでは・・・。
【末っ子:ロッキー】
別名「浪花じゃないロッキー」。
2021年7月頃の生まれ、漸く1才になったばかり。
前回のモモの騒動で、今度こそ本当にこれで最後のネコ!と決めていたにも関わらず、ヌケてはいるが普段は冷静な母・シズコが困惑気味に「裏庭にまた子ネコがいる・・・」と言ってきたのは昨年の9月。
既に逃げ回る体力もなかったらしく、あっさりと捕獲された彼はやせ細り、且つ顔に大ケガを負っていた。
恐らくは他の動物(カラスか犬猫か)に襲われたらしい彼は、明らかに左目は失明していて口元には大きな裂傷、頭には膿が溜まって押さえるとブヨブヨとするなど史上最悪の健康状態であった。
前回同様、里親を探す前提で動物病院に連れて行ったのだが、私もシズコも
「このご面相では完治しても貰い手など無いだろう」
と半分予測していたような気がする。
果たして、彼は片目を失い、口角の切開&縫合手術と口内炎による全抜歯という2度の大手術(と高額な手術費用)を経たものの、今では我が家の大事な末っ子となった。
名前の由来は保護直後、オモチャで遊んでいたときに踏んだステップがまるでシャドーボクシングのようだったことにある。
彼のこの動きは私とシズコに
「あのミッキー・ロークのネコパンチ(笑)以上の可能性でネコ界のチャンピオンになるかも」
と予感させるくらいキレッキレであった。
そしてかの名作ボクシング映画の主人公の名前から、そして母シズコの「もうこれ以上2文字の名前は覚えきれん・・・」という弱音から「ロッキー」という名前になったのである。
あの時の動きがボクシングで良かった。
匍匐前進だったら確実に「ランボー」という名前になっていただろう・・・やだなぁ、動物病院で「ランボーちゃん!〇〇さんちのランボーちゃん!!」って呼ばれるの。
「ロッキー」で良かったなぁ、ロッキー?
以上、個性豊かな4人に囲まれて、我が家はネコ中心に回っている。
元々は1人のアメリカンショートヘアーから始まったネコとの同居。
あれから四半世紀、私の最終目標は「自分がネコに生まれ変わったら、自分に飼われたいと思うような飼い主になる」ことなのだ。