〇夫の父

夫の父は、

優しくておもしろい人です。

冗談も好きで、

いつもニコニコしています。

私は、夫の父が大好きです。

 

 

 

〇夫の父と子供たち

夫の2人の兄には

子供がいないので、

夫と私の子供が初孫になります。

 

 

夫の両親は、

それはそれは喜んで

とてもかわいがってくれています。

 

 

特に、娘は特別です。

 

 

女の子を熱望して、

3人目(夫)を授かった夫の父と母は、

夫が男の子とわかって

それはガッカリしたそうです笑い泣き

夫の母が笑いながらよく話してくれます。

 

 

 

夫の父は、ときどき、

私と娘を誘ってくれて

食事に連れて行ってくれたり、

買い物に連れて行ってくれたりします。

 

 

 

娘の写真を

スマホの待受け画面にして、

娘の書く手紙も

大切にすべて取っているそうです。

 

 

もちろん、

双子ともたくさん遊んでくれます。

 

 

 

私は古い考えなので、

「お父さん、必ず男の子を産んで

お父さんの立派な遺伝子を引き継ぐからね」

と伝えたことがあり、

 

双子を出産したときには

とても喜んでくれて、

「頑張ってくれたね、ありがとう」

お小遣いをくれました。

 

 

 

 

〇夫の父の仕事の話

夫の父は、

日本トップクラスの大学を出て、

大手製造会社に就職し、

退職後も週に何度か

お手伝いをしていました。

 

 

 

〇夫の父の家族の話

夫の父の、父は、成功者でした。

(夫の祖父)

所謂お金持ちです。

そして夫の父は兄弟が多く、

兄弟全員がそれぞれに

立派な方だと聞きました。

 

 

 

〇夫の父の兄の話

特に、いちばん上の兄は

相当な資産家で、

老後は聖路加国際病院で

暮らしていました。

(以下、夫の叔父と呼びます)

 

 

 

〇夫の父の、両親の、介護

時代が時代だったので、

両親の介護は長男が…

という風潮があったようですが、

叔父は多忙なこともあり、

両親の介護は、

夫の両親がしていたそうです。

 

夫の母は、

同じマンションに住み、

献身的に介護をしていたそうです。

 

そのときの苦労話を

何度か聞きました。

 

夫の叔父はそれをとても感謝し、

自分たちの資産の一部を

夫の父に譲る段取りをしてくれていました。

叔父夫婦には子供がいませんでした。

 

 

 

〇夫の叔父の妻の話

叔父は相当な資産家だったので、

その妻である叔母は

たくさんの我慢をしてきたそうです。

 

叔父に対する不満や、

叔父がいつも気にかける

夫の両親にも思うところが

あったようです。

 

夫と私の結婚式に、

叔父は来てくれましたが、

叔母は来てくれませんでした。

私は叔母に会ったことはありません。

 

 

 

〇叔父が先に。

叔父が、

亡くなったときの話です。

 

まだ元気だった叔母は、

すべての段取りを、

夫の父に相談せず進めました。

 

お葬式のことや、

その後のこと、

叔父の会社のことや、

すべてです。

 

叔父は著名な人でしたので、

叔母の周りには、

相談する人も、

手伝ってくれる人も、

たくさんいたのです。

 

 

夫の父がなんとか駆け付けたお葬式は、

あまりにも質素なものだったそうです。

 

 

夫の父はとても悲しみ、

叔母に手紙を書きました。

 

 

 

〇夫の父が叔母に宛てた手紙

その手紙は、

夫の父がコピーを夫にくれたので

私も読みました。

 

手紙の内容は、

叔父がどれだけ偉大であったか、

叔父への感謝の思い、

もっと盛大に送り出してあげたかった、

という悲しみが伝わるものでした。

 

 

 

長くなったので続きます。