私はまだ、

母になって7年ちょっとですが、

子育てをしていると

自分の未熟さを痛感させられることがあります。

 

 

 

特に双子が生まれてからは、

とても思うような育児はできず

自己嫌悪になったり

自分は3人の親になる資格があったのだろうか…

と落ち込むことがあります。

 

 

 

最近とくに、

落ち込む出来事がありました。

 

 

 

先日、

パパさんに双子をお願いして

娘と2人で

久しぶりにディズニーシーに行ってきました。

 

 

娘は、ディズニーランドには

まだコロナが流行る前に

何度か行ったことがありましたが、

ディズニーシーに行くのは初めてでした。

 

 

余談ですが、

私がディズニーリゾートが大好きだったので、

若い頃は月に2回くらい、

結婚してからは年に数回、

娘が生まれてからも年に1回は行っていました。

もともと私の母がディズニーランド好きで、

0歳の頃から年に何回か家族で行っていました。

ディズニーリゾートは大好きな場所でした。

 

 

 

娘は

「ディズニーシーに

行ったことがないから行ってみたい」

と、ときどき言っていたのですが

なかなかチケットが取れず、

今回やっと行けることになりました。

 

「チケット取れたよ!」と伝えた日から

とても楽しみにしていて

「夏休みのいちばんのイベントだから

宿題の絵日記はディズニーシーにする!」

と張り切っていました。

 

 

 

「ママ、服はどうする? おそろいを着たいね」

「耳はどうする? 一緒に買いたいね」

「ポップコーンの入れ物はどんなのがあるの?」

「乗り物は何があるの? こもちゃん(娘)もう全部乗れるかな?」

「お昼か夜ごはんはディズニーシーのレストランで食べたいな」

「早起きしていちばんに行こうね!」

「お土産はいくつ買っていい?」などなど。

毎日のように話していました。

 

もちろん、私もとても楽しみでした。

絶対に楽しい楽しい1日にしてあげよう。

そう思っていました。

 

 

そう思っていましたが、

娘とディズニーシーに行く日まで

仕事は休めず、

PMSも重なり、

あまり調子が良くないまま

当日を迎えてしまいました。

 

 

それでも、

前日はなるべく早く寝て、

当日は栄養ドリンクを飲み、

楽に動ける洋服を選んで

「今日は特別な1日にしよう」

と思って家を出ました。

 

 

 

ディズニーシーは、

コロナが流行する以前と

さほど変わりなく混んでいましたが、

それなりに楽しく過ごせました。

 

 

 

娘は、

ディズニーランドとは違う雰囲気や、

パレードがないこと、

キャラクターにもあまり会えず、

長い待ち時間に疲れ、

「ディズニーシーってあんまり楽しくない」とか

「ディズニーランドにしたら良かった」とか

「今日まだ楽しいことないや」などと言う

テンション下げ下げ用語

言い出したりしましたが、

 

これは子どもあるあるで、

素直な気持ちなので、

 

「そっかぁ、

でもそれがわかったから

来てみて良かったね」

とか

「ママはこのアトラクションが

好きなんだけど、

行ってみない?」

とか

「食べたいものは全部食べよう」

と言ったりしていました。

 

 

 

ことが起こったのは、

閉園時間も過ぎた21時半頃。

 

 

娘はお土産を買うのを

とても楽しみにしていて、

パパさんに何度もお願いして

お小遣いをもらってきていたんですね、

 

 

閉園が21時だったので、

お土産屋さんには20時半頃に行きました。

 

 

ですがお土産屋さんは

どこもとても混雑していて、

ゆっくり見ることができませんでした。

 

 

結局娘が欲しい物は買えず、

買ったのは閉園間際に

「うーん、これにする、、」

となんとか手に取った

小さなノートだけでした。

 

 

とても残念そうにしていましたが

私は人の多さに酔い、

疲れもあり、

娘を気遣う余裕がなくなっていました。

 

 

入園当日なら

オンラインでお土産が買えることを調べたり、

後日ディズニーストアに行こうと

提案したりしましたが、

娘の機嫌は直りませんでした。

 

 

 

とうとう娘は

ディズニーシーを出たところで泣きだし、

「お土産楽しみにしていたのに、

これしか買えなかった。

 

水筒もペンケースも

ぬいぐるみも可愛いのがあったのに、

全然選べなかった。

 

せっかくパパにお小遣いもらったのに、

悲しすぎる…

 

ディズニーシー、来なかったら良かった

と言いました。

 

 

これは私の悪いところに似ていて、

私も自分が嫌な気持ちになると、

「言ってはいけない最強に嫌な言葉」

発してしまうところがあります。

「ああ、

また私の嫌なところを娘が引き継いでいる」

と思ってしまい、

気持ちが暗くなっていきました。

 

 

娘は駅までの道で立ち止まり、

泣いていました。

 

 

悲しみといら立ちが抑えられなくなり、

私は泣いている娘に向かって

ヒステリックに怒りました。

 

 

「なんなの!?

 

ママだって、

お土産をゆっくり選ばせてあげたかった!

 

ママだって、

楽しい特別な日にしたかった!

 

だからこもちゃん(娘)が

食べたい物は全部買ってあげたし、

乗りたいアトラクションには

何回も列んだじゃん!

 

ギリギリまで遊んで、

それから30分あったら

お土産選べると思ったのよ!

 

お土産屋さんがあんなに混んでるなんて

ママだって知らなかったんだよ!

 

仕方ないじゃん!!

ママだって、ママだって、

今日は楽しい日にしようって…

こんな風に怒りたくなかったのに!

泣きたいのはママだよ!」

と。

半泣きです。

 

 

 

あまりの私の激昂に驚いた娘は

泣き止みましたが、

その後は話もしないまま

駅まで歩きました。

 

 

私は後悔に押しつぶされそうになっていました。

 

 

 

電車に乗る前にこもちゃんが

「喉が渇いた、ジュース飲みたい」

と遠慮がちに言いました、

 

駅にあるコンビニに入り、

「好きな物買っていいよ、なんでもいいよ」

と言いました。

 

娘はパッと私を見て

「ママ、怒らせてごめんね」

泣き出しました。

 

私も

「怒っちゃってごめんね、

ママいつもすぐ怒ってごめんね」

言って半泣き…

 

娘は

「ママ、おこりんぼでもかわいいよ」

と。

私が怒って謝るといつも言ってくれます。

 

 

飲み物を飲んで電車に乗り、

娘はすぐに寝てしまいました。

 

娘だって疲れていたんだ、

まだたった7歳なのに。

7年しか生きてないのに。

たった7歳の子に、

私はむきになって怒ってしまった。

 

 

なんでもう少し我慢できなかったんだろう。

あんなに楽しみに迎えた日だったのに。

娘の寝顔を見ながら、

後悔と自己嫌悪が押し寄せていました。

 

 

 

翌日には、

「ディズニーシー楽しかったね!

また今度はディズニーランドに行こうね!」

とケロッとしていましたが、

 

 

私は数日胸が痛いまま、

気持ちを切り替えられませんでした。

 

 

 

普段から、

時間がないときや

自分に余裕がないときに

八つ当たりのように

娘に怒ってしまうことはあって、

そのたびに反省していましたが、

直すことができずにいました。

 

 

 

「こもちゃん、ごめんね、

ママみたいにならないでね」

と言いながら…

 

 

 

子供は親を選べず、

そして親になった人を

大好きになるのです。

 

 

 

こんな私でも、娘は

「ママごめんね、ママ大好き」

と言い続けてくれます。

 

「ママもごめんね、

世界一大好き、

ママの宝人(たからびと)だからね」

と言い続けています。

 

 


いつも反省するのに、

いつも後悔するのに、

私には、こうしかできません。

 

 

 

昔、幼いころ、

母や父は(大人は)

生まれたときから大人で、

完成された人(人間)なんだと

思っていました。

 

 

でも人はきっとしぬまで未熟です。

完熟などしないのだと思います。

大人も、親も、弱くてずるいのです。

 

 

 

それでも私には3人の子供がいます。

3人の子の母親です。

まだ7年です、母親になって7年。

 

 

これからもっと苦しみながら、

もっと反省して後悔して自己嫌悪になって

落ち込みながら、

3人の子供を育てていきます。

 

 

 

修行のような毎日だけど、

とてつもなく幸せだということも

忘れてはいけません。

 

忘れてはいません。

とてつもなく幸せです。

 

 

怒ってばかりの母だけど、

「ごめんね」と言ってばかりの母だけど、

 

それでもお母さんを

やめることはないので、

 

これからもがんばろう。

がんばるからね。

 

 

と、少し気持ちを吐き出しました。

長々読んでいただきありがとうございますピンクハート

母7歳ハイハイ飛び出すハート飛び出すハート飛び出すハート