前置きとしまして・・・
出産は十人十色です。
あくまで私の場合です。
偏見もあるかと思います。
私の出産
初産
・経膣分娩
・妊娠40週0日(出産予定日)
・前日におしるし(出血)あり
・陣痛は当日明け方、6時頃から
・出産時間は12時59分(陣痛から約7時間)
初産でしたが、
予定日ぴったりに誕生してくれました。
陣痛から約7時間、
病院に着いてからは約4時間でした。
スーパー安産です。
看護師さんも
病院に着いたときは
「早くても15時くらいかな」
と言われていたので、
早くて驚いていました。
病院に着いたのは9時で、
すでにかーなり痛かったので
「15時!?はぁ!?」
と思いましたが
「これは二人目は気をつけないと
タクシーの中で頭が出てきちゃうかもね、
あははー」
なんて言われた記憶があります
でもですね、
痛みと恐怖は
ハンパなかったですね。
早い出産は
痛みに慣れないうちに
陣痛がどんどん強くなるので
辛いらしいです。
確かに、
どんどんどんどん
痛みが強くなり怖かったです。
あとどのくらい痛くなるのかな?
もうかなり痛いけど、もっとかな?
出産の瞬間はもっと痛いのかな?
あーもう何も考えられない!
痛い痛い痛い痛い痛い!
もう全身麻酔して切り刻んで出して~
と思いました。
お産は病気ではないですが、
それでも痛みを伴いますし、
怖いです。
声は出さなかったという人もいますが、
私は結構叫んでましたね。
痛い痛いと叫んでました。
まだ出産の経験がなかったときは、
陣痛も恐怖でしたが
何より会陰切開が怖かったです。
麻酔をしないと聞いていたので、
麻酔をしないで皮膚を切るなんて
無理無理無理無理!ヾノ゚д゚`)ムリムリ
と思っていました。
でも実際は会陰切開は
麻酔してくれたような気がします。
(ちょっと記憶が曖昧)
そして経験者がよく
「あんなの陣痛に比べたら
ひっかき傷よ」
と言いますが、
まぁそんな感じです。
4年9ヶ月経った今、記憶にありません。
ただ、会陰切開後、
切ったところを縫ったんですね。
で、抜糸を2日後にしたんですが、
抜糸するまでは引きつった感じで
痛かったです。
出産した日の夜は
子宮収縮の痛みで
眠れなかった記憶があります。
私の場合は副乳があったので、
それが熱をもって痛かったです。
初産だったからだと思いますが、
授乳で乳首が切れたのも
痛かったですね。
あまりに痛くて乳頭保護器を
使っていました。
円座も3ヶ月近く使っていた気がします。
産後5日の退院する頃には
もう使用しなくても大丈夫と
言われましたが、
違和感や痛みや不安が残っていました。
力を入れるのも長いこと怖かったですね。
それでも今から思えば、
こんなの全部なんでもなかった
気がします。
出産の話①
https://ameblo.jp/komomo2020/entry-12244191507.html
出産の話②
https://ameblo.jp/komomo2020/entry-12245849487.html
第二子、三子の出産
・双子(一卵性)のため計画帝王切開
・妊娠37週1日
・朝8時半手術開始
・兄2308g、弟2286g
・前日から入院、出産日を0日と数え5日目に母退院
・出産から8日目、双子退院
双子妊娠には大きく分けて
「一卵性」「二卵性」
があります。
私の場合は一卵性で、
そこからさらに「膜性」のタイプが
3つに分かれます。
「膜性」は
お腹の赤ちゃんのお部屋と
お洋服のようなものです。
DD(2つのお部屋でそれぞれのお洋服)、
MD(1つのお部屋でそれぞれのお洋服)、
MM(1つのお部屋で1つのお洋服を2人で)
の順にリスクが高くなっていきます。
私の場合はMD双胎というタイプでした。
一説で双子は遺伝の可能性があると
言われていますが、
それは、
「同時に複数の卵子が排出されやすい体質」
の遺伝からの説で、
二卵性の双子の場合のようです。
体外受精で
二卵性の双子を妊娠する確立が
上がるのもこの理論です。
同時に複数の受精卵を子宮に戻して、
2つの受精卵が同時に成長して
二卵性双生児になるようです。
遺伝の話しは諸説あるので、
どれが正しいというほどは解明されていないようです。
一卵性双生児の妊娠確立は
約0.4%、
そんな大当たりの妊娠でした。
私が出産した
「順天堂大学病院」は
双子の出産は
「帝王切開術」一択でした。
双子でも経膣分娩に
チャレンジできる病院もあるようですが、
双子は妊娠も出産も
単胎妊娠、出産よりリスクがあります。
単胎妊娠だと
5ヶ月頃から「安定期」に入りますが
双子は安定期はないとされています。
リスクを考えると
帝王切開術での出産がいいと思いました。
計画帝王切開術での出産は、
「いつ生まれるんだろう」
というドキドキはありません。
この日に手術をして生みます、
と決まっているので。
手術の前の麻酔が痛いとか
背中を丸める姿勢が大変(お腹が大きいので)
という話を聞きますが、
痛かったり、大変だった記憶はありません。
私の場合は、
計画帝王切開だったので、
いちばん上のお腹の切り方は横でした。
皮膚から筋膜までが横切り、
その下の腹膜は縦に切り、
さらにその下の子宮壁は横に切ります。
この間は、変な感じ、くらいです。
状態を考えると恐怖なので、
生まれてくる赤ちゃんのことを
考えていた気がします。
局所麻酔ですが、
意識もなんとなくボーっとしています。
出産したあとは、処置をして、
そのまま病室まで寝たまま運んでもらい、
寝ました。
経膣分娩のときは
すぐに赤ちゃんと触れ合ったり
家族と写真を撮ったりしましたが、
帝王切開分娩のときは
少し赤ちゃんを見せてもらってから
寝てしまいました。
目が覚めてもなんとなく
ボーっとしていた気がします。
夜中からじわじわと痛みがありましたが
我慢できないというほどでは
ありませんでした。
帝王切開での分娩を
経膣分娩より楽だとかいう
偏見をたまに聞きますが、
私は
帝王切開分娩の方が
比べ物にならないくらい
辛かったです。
その辛さは
翌日の歩行訓練に始まり、
とにかく皮膚、筋膜、腹膜、子宮壁と
何層も切開した傷の痛みが辛かったです。
「痛いのは3日くらい」と言う人もいるので
個人差があると思います。
傷跡もなかなか迫力があります。
もう一度どちらかの方法で
出産しなければならないとなれば、
迷うことなく経膣分娩です。
それは、
私が経膣分娩のときに
安産だったから
というのもあると思います。
経膣分娩でも、
何日も陣痛に苦しんだ人もいるし
その末に
緊急帝王切開術になった人もいるし、
出産は本当に十人十色で
経験しないとわからないと思います。
個人的には
無痛分娩も大賛成です。
自分が経膣分娩の辛さも
帝王切開分娩の激痛も
味わったからって、
みんな(なんなら男性も)
痛い思いして産んでみろ!
とかは全く思いません
わざわざ痛い思いをする必要は
ないと思います。
母子ともに元気で、
新しい命が誕生してくれることに
意義があると思います。
ただ、
「帝王切開」は楽だとか
出産じゃないとか
そういう偏見は
なくなるといいなーと思います!
紙袋に入りたがる双子
(出そうとすると怒る、笑)
破れるまで入ってました