見逃さなくてよかった!!

2年前からキャストが一部変わったけれど、とても楽しみで、また取れたチケットがいわゆるトチリ席センターという最高のもので、ドキドキ。

 

 

<キャスト>

ジーザス・クライスト:マイケル・K・リー

イスカリオテのユダ:ラミン・カリムルー

マグダラのマリア:セリンダ・シューンマッカー

ヘロデ王:藤岡正明

カヤパ:宮原浩暢

ペテロ:テリー・リアン

ピラト:ロベール・マリアン

シモン:柿澤勇人

アンナス:アーロン・ウォルポール

 

あまりに凄すぎて放心状態で、即チケット追加!2回目は3階席から俯瞰で。はぁ凄い。追加できるならもっと観たかった。

関係者感染で一部公演中止もあったけれど、無事27日の東京千秋楽が迎えられてよかった~。

 

マイケルのジーザスが凄すぎる。マイケルさんは、4年前にBWでアリージャンスのフランキーで観たのが初めましてで、アリージャンスの音源を聞きまくっているので、声はよく知ってるし、1月のオーブでのコンサートでゲッセンマネも歌ってくれたけれど、いや、このジーザスは次元が違ったわ。普通の人の雰囲気を醸し出しながら明らかに異質でカリスマ性を纏い孤独なジーザス、心を閉ざしているわけではないのに孤高の人なのよ。でも他の人と同じように苦悩しているし、ラミンのユダをはじめとする仲間たちを愛しているし、民衆の事も愛しているけれど、突き放しているんだよなぁ。その思いが絶唱となるゲッセンマネは息をするのを忘れる程。

 

白いTシャツからのぞく首筋から胸元が紅潮していく様も、お腹から胸にたっぷり息を入れての圧巻の歌声、そうあの胸筋と背中とはぁ鍛え方が違う感じで、壮絶な美しさだったわ。

 

ラミンのユダとマイケルのジーザスの相性が良いのか、二人の想い合っているが故の拒絶と裏切りにヒリヒリする。

 

ロベールのピラト!!!前回もそうだったけれど、むち打ちのただ数字を数えているだけなのにすさまじいわ。むち打ちに狂乱となっていく民衆と静かに涙を流すジーザスと、ピラトの苦悩に息詰まる。

 

柿澤シモンが、私史上最高のかっきーで、ジーザスを見つめる狂気のまなざしもヒールのある靴に細身のパンツで、時に肩をはだけるそのビジュアルも最高過ぎ。

 

テリーのペテロは歌声に優しさがあって好きすぎる。愛があるよなぁ。前回はテリーとアンサンブルメンバーとではリズム感が違うよなぁと感じたのだけれど、今回は全く感じず、アンサンブルさんの進化もすごいわ(全員同じメンバーというわけではないけれど)

 

カヤパの宮原さんは超低音を豊かに聞かせてくれて、世界最高峰の人たちとの共演は得るものが多かったろうなぁ。アンナスのアーロンさんと二人、人の良さがにじみ出て悪役というよりただ職務というか立場に忠実なだけで彼らもまたある意味まっすぐに生きてる人たちなのよね。

 

マリアは・・・前回のジョアンナさんが好きすぎて、比べちゃいかんわな。上手い人だと思います。

 

藤岡くんもヘロデ王は好評だったし、期待しすぎたかな。それほどの衝撃は無く上手いわね。藤岡くんやっぱり上手いわねという感じかな。

 

アンサンブルの則松あみちゃんが美しくて、あみちゃんが頑張っている姿を見るとホッとするのはなんででしょうね。卒業しても元雪組っこは皆可愛いのですよ💕

 

このまま無事に大阪公演の千秋楽を迎えられますように

前回のはこちら