おはようございます
小林桃子です。
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今朝は観劇日記にお付き合いください☆
観てまいりました~、劇団ラチェットレンチさんの『幕末サンライズ』
昨年好きなものが詰まった『ラクゴ萌エ』を観劇してから、注目していた劇団さん。
久しぶりに観られました~
劇場は初めて行ったザムザ阿佐ヶ谷☆
地下にある劇場で靴を脱いではいるという少し変わった劇場でした。
久しぶりに大好きな最前列に陣取りまして、しっかり大迫力で拝見しました。
時代は幕末。
私自身も以前長州側・会津側それぞれの視点での舞台に立ったことがあり、
その時に勉強したのでまぁ他の時代よりは知識がある中観劇。
でも、幕末に疎い方でもちゃんと劇中に説明してくれてそれがよくわかるので、全然問題なかったと思います
懐かしい幕末の香りに包まれました。
内容は、江戸遊学中の吉田寅次郎(のちの吉田松陰)が滑稽噺を得意とする落語家・柳亭燕枝(りゅうていえんし)に弟子入りするという
ありそうでないだろうてきなとこから物語が始まります。
燕枝の妹・お初が街角ですれ違ったお侍さんに恋煩い。
それはまるで、落語『崇徳院』さながらの展開。
その相手が実は寅次郎だったという中、二度目の黒船来航で密航しようと企てた寅次郎は投獄されます。
フィクションと史実が混ざって、そこにちゃんと落語も関わって…
落語は死神・崇徳院・初天神が劇中で出てきました。
どうやら死神と崇徳院が劇中に出てくるらしいという情報を得て、あらかじめ予習していたので、まったく知らないことというのが、
結局燕枝師匠の存在だけでした。
内容はもちろん知らないけど、それ以外ではということです。
知っていることは、感動になるのが難しいと思うんですけど、知らないことは感動につながりやすい。
燕枝師匠を演じられた俳優さんが、熱演でイキイキとされていてとてもよかったです。
表情も素敵でしたし、落語も良かった。
燕枝はいい人なんだなぁって、
芸に関する悩みも幕末という時代に憤りも感じながら懸命に生きている姿も
とても心に残りました。
お話の中心にいるということを嫌みなく演じきられていて、おかげでとても楽しかったです☆
カーテンコールでの一枚。
良い感じではうまく撮れませんでした…
センター左側の黄色っぽいお着物の方が燕枝師匠。
そのお隣(右側)が寅次郎を演じられた酒井孝宏さん。
前回のラクゴ萌エの時の芝居を拝見して勝手にファンになっておりまして、
今回も酒井さんの熱い芝居を拝見出来て嬉しかったです。
所作が本当に美しいんですよね
指先まで神経のいき届いた所作が芝居をより深くしているなぁと。
普段からの鍛錬のなせる業ですよね
尊敬します☆
寅次郎を演じるには正直少し年齢高めだと思いましたが、若々しい酒井さんもまた素敵です
可愛く見えてきましたもの。
寅次郎に見えていたんだと思います。
一緒にお写真撮っていただきました。
ありがとうございます
また酒井さんのお芝居拝見したいです!
昨年のせん華師匠のような渋い感じがまた観たいなぁ~と個人的には思っております。
で、この写真を撮ってくれたのが、昨年『誰そ彼』で共演した石松千明ちゃん☆
今回もお花ちゃんという可愛い役どころでした。
若いのにとっても達者なんですよね~、千明ちゃんは。
でも、もっと可愛くなるはずなんだよなぁ~って個人的には思っています。
ある一定以上出来ちゃうから、ああいう役が回ってくるんだと思うんですけど、
多分そこじゃないところの方がもっと輝けるなぁと個人的には思っています。
ただ、前回のラクゴ萌エの時に披露した初天神より、今回の抜粋でしたが初天神のクオリティが上がっていて素晴らしかった!
髪も結いあげて、大変だったと思うんです。
着物姿もラクゴ萌エの時より着こなせていたのがよかった
これからも成長し続ける千明ちゃんを応援していきます☆
また共演できたらいいね
次は10月にまた舞台に立つ千明ちゃん。
私も二本お世話になったことのある伊藤和重さんの作演出作品です。
それも一杯知り合いが出てるんだよなぁ…稽古の関係で観に行けるかかなり厳しいのですが…頑張ってね~☆
美味しい役を美味しく調理するのはもちろん演出の力も大きいけれど、役者の力も大きいなぁとしみじみ思いました。
ただ演技力だけでは成り立たないこともすごく感じたりして、
歴史上の人物を演じることの難しさと、創作された役を演じることの自由度を感じる公演でした。
高杉晋作は奇をてらう人柄というのがパッと見でこう…花があって欲しいという感じなんですけど、
それはバッチリあったんだけど、技巧に走り過ぎていた感が否めませんでした。
うまいのはわかるけど、演劇は芝居中にうまさが見えたらダメなんだと思うんです。(あくまでも個人的な思いですが)
うまいなぁと後で思うのは観客の勝手だと思うんですけど、
観劇している最中に技巧が見えてしまうとそれはもうそのお話に入れませんからね。
その人としていかに舞台上で存在し、生きるか?
自戒を込めて観てしまいました。
私が昔幕末の志士で演じたのは伊藤俊輔(のちの伊藤博文)だったんですけど、
その時も一杯資料読んで最終的に全部手放して手に入れるみたいなことをやったなぁと思い出しました。
久坂玄瑞もね~、美味しい役だと思うんです。
私が幕末の志士の中で好きだということもあり、もっとキラキラ生きられたんじゃないかと…光れたんじゃないかと勝手に想像しています。
出演者が増えるということはどうしてもその物語の集中力がそがれたりするのですごく難しいなぁと感じました。
なんて言えばいいのか難しいんですけど、前回のラクゴ萌エ位がそれぞれの役にきちんとスポットライトが当たって初見でも全部の役の方が印象に残っていた感じがよかったなぁと。
幕末ものは好きですけど、作品として創る難しさも改めて感じました。
TEAM NACSさんの『LOOSER』をバカみたいに何度も観ているある意味ちょっとヲタク気味の私なので、
好きな時代だからこそ、観る目も余計に厳しくなったのかもしれません。。。
と、えらそうに書いてますが…
総じてみなさんの熱演とスタッフさん皆さまの素晴らしい運行のおかげで楽しめました。
あの小劇場特有の内輪受けのようなものがないのがラチェットさんのいいところだよなぁと勝手に思っています。
どれだけ好きな作風の小劇場の劇団さんでも、いわゆるある一定の応援されている方の内輪受けがあると正直しらけてしまいます。
それがないんですよね~。
そこが一杯笑いもある中、劇場空間一体で全員が楽しめる。
それがとてもいいなと思っています
あと、制作さんがよかった~☆
まぁ、存じ上げている制作さんだということもあるんですけど、(木川さん、またご一緒出来ますように!)
とても心地よいご案内をいただき、いい観劇だと最初から感じられました。
入口から大切なんですよね
演劇って、本当に生モノで、その時その空間を共有した人しか感じられないものが絶対あって、それが面白い。
今回、観劇にお誘いした方も楽しかったと言ってくださってすごく嬉しかったです。
舞台の面白さ、少々値段ははりますが、たまには是非劇場に足を運んでいただけたら…
そして演劇の面白さを知っていただけたら嬉しいです
10月24日から11月3日の『死に顔ピース』も観に来てください!
楽しんでいただけるように精一杯つとめます
『死に顔ピース』小林桃子専用予約フォームはこちら
↓↓↓↓
https://www.quartet-online.net/ticket/onetwo-w29?m=0nbdgae
今日はもくもく頑張る木曜日
今日もあなたにとってビッグハッピースマイルな一日になりますように
またこのブログでお会いしましょう
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