おはようございます
小林桃子です。
今日も読みに来てくださってありがとうございます
昨日のブログにいいねして下さった32名様、
コメントくださったきたむらさん、パチモンきんたさん、白幡の自由人(中山)さん、
いつもありがとうございます(初コメントありがとうございます)
拙いライブ感想を読んで下さる方がたくさんいて、スリジエ、スリジエ候補生、仮面女子候補生の皆を応援して下さる方がたくさんいて嬉しいなと思っています。
今後とも、彼女たちの応援をどうぞよろしくお願いいたします
さて、今朝はまったく内容が変わりまして…
昨日読み終えた小説のお話。
『鍵のかかった男』有栖川有栖:著
久しぶりに有栖川さんの小説を読了です。
ボリュームは文庫版で700ページちょいと、火村シリーズでは最長の作品でした。
有栖川さんは中編が面白い作家さんだというイメージが強いんですけど、素直に面白かったです
よく、本格ミステリでは密室が扱われることがありますけど、これは部屋に鍵ではなく、人に鍵がかかっている。
穏やかな老後を過ごしていたらしい男性がホテルの一室で自殺のような形で死んでいた。その死は自殺ではないと訴える人からの働き掛けでアリスと火村が動き出す。
よくよく考えると正体不明だという鍵のかかった男性の鍵をあける(人生を知る)というところが物語の中心軸になります。
もちろんミステリとしても面白いんですが、物語がとても面白かったです。
大阪の中之島の小さなホテルを舞台に、関西地方の名前がバンバン出てきますし、すごく臨場感を味わい、次帰省した時には大阪の中之島に行こうと思わせるくらいの紀行文感もある。
大阪の歴史や、阪神淡路大震災にも触れられていて、盛り沢山なのに一つの物語として非常にまとまっていて読みやすい。
ぐいぐい読んじゃいました
ふと思ったのがね、仲良くしていたとしてもその人の経歴って実は知っていそうで知らないって事が人生の中でたくさんあるよなぁって。
秘密にしていることも、隠すつもりなく話していないことも含めてね。
それでも人間関係は変わらず世界は動いている。不思議なもんです。
物語では鍵のかかった男として登場する梨田稔という男性の人生を追う形になるんですけど、その中に出てくる人たちの物語でもあって、ホテルって非日常の空間で出会い、それぞれの日常が見えてくる。
とても面白かったです。
やっぱりミステリ好きだわ~っていうのと、久しぶりに関西の空気を吸いたいなと思いました。郷愁にかられるというやつですねwww
面白い小説って、映像が見えて、匂いがかげると思うんです。
まさかなんだかんだでずっと読んでいる火村・アリスシリーズでこんな感覚を味わう日が来るとは
嬉しいなぁ。
濃厚な読書時間でした。
また今日から違う小説を読みはじめます。
活字中毒、しっかり味わうぞ
今日の写真は…
筑前煮。
美味しく出来ました♪
煮ものが美味しい季節になってきましたね。
空気がひんやりしてきていますので、くれぐれも体調崩されませんように☆
今日はもくもく頑張る木曜日
今日もあなたにとってビッグハッピースマイルな一日になりますように
またこのブログでお会いしましょう
9月12日いつものスーパーで私が調べた価格
キュウリ一本67円、キャベツ一玉137円
牛乳が品薄です。北海道の地震の被害一日も早くおさまりますように…と祈る43歳女優