おはようございます
今日も読みに来てくださってありがとうございます
真央ちゃん、SP16位からフリーで自己ベストをだし、巻き返して6位入賞!
おめでとうございます
もう、ソチも終わりですね~。
今日は読書日記にお付き合いください
『刺青殺人事件 新装版』
高木彬光:著
野村絹枝の背中に蠢く大蛇の刺青。
艶美な姿に魅了された元軍医・松下研三は、誘われるままに彼女の家に赴き、鍵の閉まった浴室で女の片腕を目にする。
それは胴体のない密室殺人だったーーー。
謎が謎を呼ぶ事件を解決するため、怜悧にして華麗なる名探偵・神津恭介が立ち上がる!
江戸川乱歩が絶賛したデビュー作であると同時に、神津恭介の初登場作。
満を持しての復刊!
はい、前回の読書日記でちょろっと書いていましたがっつり人が死ぬミステリです
その名も刺青殺人事件!!
これ、「しせいさつじんじけん」と読みます。
以前どこかで、このタイトルだけを知りまして、昔の推理小説だし読むことはないだろうなぁとなんて思っていましたが、不思議と気にはなっていてついに読んじゃいました。
これが書かれたのは戦後すぐ昭和22年だったはず・・・
そのころにこんな小説を書いてらしたのかと、驚きを隠せませんでした
最後の最後までびっくりさせられました
そうくるか!とね。
私は新本格からミステリに興じている人間なので、そういう人は往々にして作品の中で過去の名作と言われるもののタイトルや作家の名前を知るわけです。
トリックについてもしかりです。
いや、もちろん、完全な種明かしをするわけではなく、さらっと触れる程度なんですけどね・・・
おそらく何かの作品でこの刺青殺人事件のことも触れられていたんじゃなかろうかと思いいたるわけです。
舞台は昭和21年の東京。
時代的に古いんじゃないかと思われる方もいらっしゃると思いますが、いい意味で古さを感じさせない作品でした。
古いというより、良い雰囲気として時代が描かれています。
刺青殺人事件という位なので、刺青を入れた人がたくさん出てきます。
そしてその刺青に魅了される人たちも・・・
不思議な力を持ったものなんでしょうね。
昔『蛇にピアス』を読んだ時はタトゥってなんか怖い感じがしたんですが、この小説で描かれる刺青は魔力を持っている感じがして、怖いけど興味がわきました。
自分はやらないですけど(笑)
日本家屋での密室殺人事件は描けないとされていたことに真っ向から挑んだトリックでした。
おかげでこの後のミステリ作家の方はご苦労も多かっただろうなぁとか素人ながらに思ったりして。
密室の謎もだけど、大きいトリックが面白かったです。
引きこまれて読み終えました。
その要因はやっぱり探偵の神津恭介が魅力的なんですよね
いや~、かっこいい
年配の知人に伺ったところ、昔テレビドラマ化されたらしく、その時は近藤正臣さんが演じてらしたそうです。
近藤さんは好きだけど、イメージが違うんだなぁ…
特に声のイメージが・・・
小説なんだから、それを言っちゃぁおしまいよと思うんですが、でも、違うんだなぁ…
近藤さんの強さがなくて、もっと線の細いイメージだったんですよね。
やっぱり小説を映像化するって難しいなぁなんて、見てもいないのに思っちゃいました。
話を戻しまして、私こういう探偵が好きなんだと思いました。
高田さんのQEDのたたるさんや、森さんの犀川先生も、あと、今読んでいる有栖川さんの江神先輩も自分の中ではかなりツボなんです
見た目は線が細くて頼りなさそうで、寡黙なんだけど頭の回転が速くて芯が強い感じ。
「こんな奴おらんやろ」とつっこみを入れつつも、「いて欲しいなぁ」なんて(笑)
自分の中で探偵が好きかどうかって、ミステリを読む上ですごく大事なんですよね。
いや、もちろん他の登場人物も大事だし、トリックも大事なんだけど・・・
探偵好きになれないと物語に入り込めないんです。
そういう意味で、この小説は神津恭介が出てきてからの読むスピードの速さったらなかったです(笑)
総じて楽しんで読めました。
人が死ぬがっつりミステリを楽しみたい方にはおススメです
好き度★★★★☆
おススメ度★★★☆☆
笑い度★☆☆☆☆
泣き度★☆☆☆☆
刺青度★★★★★
今日はキラキラ金曜日
今日もあなたにとってビッグハッピースマイルな一日になりますように
2月20日いつものスーパーで私が調べた価格
キュウリ一本54円、キャベツ235円
税別表示になっていて価格の推移がよくわからなくなって混乱した38歳女優