こんばんは
昨日、『BABY~神様に誓おう~』の千秋楽の幕を下ろしました。
ご来場くださったお客様、応援して下さった皆さん、演出のマイちゃん、PAの雄二さん、共演者のみんな、ホントにありがとうございました
おかげさまで、出演者の一人も大きい怪我もなく無事に終演出来ました。
今回の作品は、三年半ほど前に初演だったんですが、その時、初めての年相応の役で、現代劇だったため、勝手がわからず、心の片隅でしこりのように残っていた作品だったんです。
作演出のマイちゃんが大学時代の同期で、当時からの私を知っていていてくれて、『桃のようにいい子は幸せになるんだよ』と言って与えてくれた佳代子という役に出逢い、その時に出来る限りの力でやったものの、ナチュラルな演技っていったいなんだ?というすごく初歩的なところで躓いて、ましてや、恋愛模様を描くこの作品で自分がどうやって恋をしているかとか、分からないt思っていたこともあって、表現するとかそういう次元じゃないところで悩んで苦しんで必死にやっていました。
恋模様と同時にマイちゃんから与えられた『ももは可愛いんだよ』という課題も当時どうしても出来なかったように思いだします。自分が可愛いという風には思えませんでしたし、それは今もですが、でも、恋をすると女の子はきれいになることをこの三年半で知ることもあったので、今回はそれがいかせたのかもしれません。
そんないろんな想いを抱えて心の片隅に残っていたこの作品にありがたいことに今回再挑戦させてもらう機会をいただきました。
相手役は、三年半前にタッグを組んだやまし。この三年半の間に40本もの作品に出演して確実に力をつけた彼は、今回の稽古から本番までとても引っ張ってくれました
本番を観たお客様からいろんな感想をいただきまして、耳に心地よいものもそうでないものも、宝物です。
私の現時点でもっている一番の力で毎回精一杯つとめた結果が、今回いただいた感想なんだと思います。
その中で、先日の日記にも書きましたが、思いがけない『桃さんの演じた佳代子、すごく可愛かったです。タイプでした。』という言葉…
昨日の打ち上げでも、観に来てくれた男の子から『今まで観た桃さんの芝居の中で一番かわいかったです!』とまるで告白のように言ってもらって、悩んで苦しんでも、あぁ、今回挑戦して良かったんだと心から思いました。
三年半前の自分では出来なかった表現を今回したところが多々あったんですが、以前観てくれた友達が以前の表現を覚えていてくれて、今回の方が良かったと言ってくれたことも嬉しかったし、久しぶりに観に来てくれたいつも辛口コメントの友達が、『素人の私が言うのもなんだけど、ももちゃんうまくなったね』と言ってくれたのもホントに嬉しかったです。
まさに、継続は力なりです。
幼稚園の卒園公演で、『森は生きている』をして褒められてから、好きになった演じるということ、小学生の時劇団四季の『ドリーミング』を観て舞台の魅力に取りつかれ、高校でやっと念願の演劇部に入り大切な仲間と県大会の舞台を踏み、両親の理解のおかげで大学でも演劇をかけがえのない仲間とともに学ぶことができ、老舗の劇団で素晴らしい移動公演の経験をさせてもらい、上京してからもマイちゃんのおかげで一週間で芝居を作るという挑戦もさせてもらい、今、やっと事務所に所属出来て、歩みは遅くても一歩ずつでも確実に前に進み、経験を積んできたんだと確信できる今回の芝居でした。
残念ながら、そんなにたくさんの方に観ていただけなかったけど、各々忙しい中、お客様が時間の都合を付けて一人でも来てくださったこと、そして、感じたことをそのまま伝えてくださったこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ホントにありがとうございました
作演出のマイちゃんの第二章の始まりのこの作品は、私にとっても新しいスタートなんだと感じます。
舞台を作る時、ホントにたくさんのエゴとか、自分の小ささとかと普段以上に向き合うんですけど、今回もまた一つ進むきっかけになったと思います。
不安でつぶれそうになった時、何気なく支えてくださった方にも感謝です。
ありがとうございました
さ、明日から、小林桃子の第二章が始まります
もっと上に羽ばたこうと思います
こんな風にきっかけがあって仕切り直しが出来ることって、ホントにありがたいことだなぁって思います。
しばらくは、稽古や本番での写真がたくさんありますので、そちらを重点的にブログで上げていきたいと思います。もうしばらくBABYの話題ににお付き合いくださいませ
初日に観に来てくれた仲良しののりのりとの一枚。いつも厳しくあたたかい感想をくれます。
引っ越しで忙しいところ駆けつけてくれました。ありがとう
彼女との付き合いももう三年以上になります。共演したことがきっかけだったんですが、うまく言葉を使えない不器用な私とニュアンスで通じ合う貴重な友達です。
そして、これは、今回一緒に芝居を作った中にいる『LIFE』シリーズでいつも共演している仲間です。『LIFE』は、この『BABY』の初演である『雲の中の太陽』から始まったと言っても過言ではないんですよね…。上の写真ののりのりもLIFEメンバーです
左から、井上雄一君、古川原香織ちゃん、羽鈴君、五十里直子ちゃん、山下浩司君、繭井遥ちゃん、船津友海ちゃん、私です。
これも公演初日打ち上げの時の一枚です。
長くなってしまいました。
明日がよい一日でありますように
昨日、本番前に共演や逆班の女の子に『ももちゃん、今日、きれいだね』と言われまくって、完全に有頂天になり、本番で今まで間違ったことのないような間違いをたくさんしてしまって反省しきりの36歳独身